仲間と飲んだくれては、馬を乗り回し
喧嘩ばかりのアルヴィン・ヨーク
今でいえば、暴走族やチーマー(死語?笑)とかいう感じなのでしょうか
世間のひとからは煙たがれています
そんな彼がある日、雷に打たれたことから人格が一変し
信仰心に目覚めてしまうのです。
この映画を見たら「うちの息子も雷に打たれればいいのに」と
思う母親もたくさんいるはず(笑)
でも、それほど宗教くささや、プロパガンダは感じません
さすがホークス、そこらへんの主張が謙虚でしつこくない
そして神父のウォルター・ブレナンがいいのですよね
この癒され系の表情!
さすがホークス、キャプラ、フォード、ワイラーなど
名監督に愛された脇役スターだなと思います。
アルヴィンは戦争では手柄を立て
たくさんの勲章をもらい時の人となります
銃のうまさと、勇気が生んだ、夢のようなサクセスストリー
だけど本人が身の丈を忘れないのがいい
セレブへの道より、豪華なホテル暮らしより
家族のいる故郷に帰って農業をすることを選ぶのです
どんなにチヤホヤされても
頭の中は畑の土のことでいっぱいだから(笑)
実在の人物なのですね
英雄としてよりも、家族と信仰を大切にする
ただの男という人生を選んでよかったと思います
【解説】allcinemaより