角川春樹の初監督作品
角川は映画という「商品」を売ったという意味では偉業をなしたと思います
その角川春樹が商売だけではあき足らず、メガホンを取ったのがこの作品
最初の1時間は当時のカッコイイと思わせるものを寄せ集めた
ダイジェスト版のような映像が羅列されます
主人公の住む豪邸(お約束の壁はコンクリート打ちっ放し)には
クリーニング屋も真っ青なクローゼットに
ジムにプール(しかも屋内)まであり
ゴージャスな美女(木の実ナナ)と付き合い、パーティに出かける日々
自己満足的で現実味の無い演出は素人っぽく
前半の映画としてのレベルは正直低いです
しかも「アメリカン・ジゴロ」のパクリではないですか(笑)
それでも後半のロードレースでの
ライディング描写はなかなかのものでした
ヤマハ発動機の全面的な協力が得られたということで
ヤマハのレーシングチームによる走りは本物
長身で風貌が草刈さんに似ているため抜擢されたということ
この撮影の後、ヤマハで全日本500の王者(しかも三連覇)
国際GP出場も果たし、超一流のロードレースライダーとして活躍したそうです
本作でも見事な走りに、ため息がでました
画像で見たら当時の平さんも、イケメンでびっくり
本物を使って映画を撮影したほうが
良かったんじゃないかと思ったほどです(笑)
ストーリーはないも同然でしたが
それでも角川の商業戦略は、認めざるを得ないでしょう
実際この映画を見て、バイクの免許を取りに行った方は
かなりいるでしょうし
ヤマハのバイクも相当売れたのではないかと思います(笑)
草刈正雄さんよりいい男なんじゃない?(笑)
端正な容貌、ダイナミックかつ緻密なライディング、人気と実力を兼ね備えたライダーであり、1980年代の国内ヤマハワークスでエースの地位を占めた。しかしスターにありがちな派手な言動は全く無く、穏やかな人柄で男女問わず多くのファンを獲得した。速さは勿論の事、卓越したマシン開発能力があり、ロードレース世界選手権 (WGP、現Moto GP) にすぐれたマシンを供給して、ヤマハのタイトル獲得に貢献した。
【解説】allcinemaより
大藪春彦の同名小説をもとに丸山昇一が脚本を執筆し、角川春樹が初めてメガホンをとった作品。撮影は仙元誠三。豪華なセット、スタイリッシュな映像、迫力のレースシーンが見どころ。
SUGOサーキットで国際A級500cc決勝(全日本選手権ロードレース第8戦)が開催。バイクレーサー北野晶夫と大木圭史の宿命の対決は、ゴール直前で北野が大木に追い抜かれて終了、勝負は最終戦にもつれ込んだ。北野はその美貌とセックステクニックを駆使し、複数のパトロンからチーム維持のための資金を得ていた。10億ドルの遺産を引き継ぎ国際的なコングロマリットのオーナーになったクリスティーン・アダムスが来日すると、北野はさっそく彼女に接近し、見事に資金を調達するのだった。そして北野はついに最終戦を迎えるのだが…。
SUGOサーキットで国際A級500cc決勝(全日本選手権ロードレース第8戦)が開催。バイクレーサー北野晶夫と大木圭史の宿命の対決は、ゴール直前で北野が大木に追い抜かれて終了、勝負は最終戦にもつれ込んだ。北野はその美貌とセックステクニックを駆使し、複数のパトロンからチーム維持のための資金を得ていた。10億ドルの遺産を引き継ぎ国際的なコングロマリットのオーナーになったクリスティーン・アダムスが来日すると、北野はさっそく彼女に接近し、見事に資金を調達するのだった。そして北野はついに最終戦を迎えるのだが…。