知りすぎていた男(1956)

 
 
「なるようになるわ、ケ・セラ・セラ♪将来のことなどわからない
ケ・セラ・セラ♪ 」
 
 
米国人の医師(ジェームス・スチュワート)が、夫人(ドリス・デイ)と
息子をつれて観光で訪れたモロッコで某国首相の暗殺計画に巻き込まれ
息子が誘拐されてしまいます。
 
 
親切だけれど怪しい目つきの熟年夫婦。
殺されたフランス人の顔に塗った染粉が落ちて、茶色い顔に白く指の跡が付く・・
この作品も細かな演出にグイグイと引き込まれます。
 
 
クライマックスでの長い音楽会のシーンは圧巻でしたね。
特にシンバルの音と銃声をあわせたところは印象に残る名シーン。
そして息子の救出に繋がる「ケ・セラ・セラ」の歌・・
 
 
「モロッコ」に「望郷」「カサブランカ」「風とライオン
グラディエーター」・・そしてこの「知りすぎていた男」
ロッコって、思わず映画の旅に行ってみたくなる国ですね。
でもきっと、行くことはないだろうけど。
(あきらめが早すぎ、笑)
 

 
【あらすじ】allcinemaより
ヒッチコックが、イギリス時代の自作「暗殺者の家」をリメイク。あるフランス人の死に立ち会ったベンは、断末魔の男の口から某国の首相暗殺計画を知らされる。やがてベンの口を封じるため、彼の息子が誘拐されてしまう。ベンと妻のジョーは、暗殺者がひそむ教会へと乗り込んでいく……。D・デイの歌う“ケ・セラ・セラ”が非常に効果的に使われるサスペンス・スリラーの傑作。