007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

シリーズ第18

原題も「TOMORROW NEVER DIES」(明日は必ずやって来る

中国での放映権100年分を得ようとしている

メディア王とボンドが対決

 

モデルは、1991カナリア諸島沖で

「レディ・ギレーヌ」(愛娘の名)号から転落し水死体で発見された

イギリスのメディア王ロバート・マクスウェルということ

(彼の宿敵でアメリカの実業家、ニューズ・コーポレーションの会長

ルパート・マードックを思わせる部分もる)

心臓発作で転落死(警察の見解)、自殺説

モサドイスラエル諜報機関)による暗殺説など

本当の死因は解明されていないそうです

第二次大戦中にチェコスロバキアからナチスの迫害を逃れ

イギリスに逃れてきたユダヤ人避難民

イギリス軍としてノルマンディ上陸作戦に参加し

戦時中の人脈を利用し出版社を買収、政界にも進出します

(のちに様々な違法行為に手を染めていたことが発覚)

家庭ではフランス人女性と結婚し9人の子どもを授かります

ケネディ家に憧れ、ケネディ一族になりたいがため

末娘のギレーヌをJFKジュニアと結婚させたいと望んだものの叶わず

代わりにアメリカの投資家ジェフリー・エプスタイン

(のちに児童買春で有罪判決を受ける)にギレーヌを紹介します

とにかくロバート・マクスウェルも、ジェフリー・エプスタインも

ケネディ家も、自分の利益のためには手段を選ばず

回りの人間を食い物にする、腹の中真っ黒黒黒な悪人ですね

そういう人間が金にものを言わせメディアを利用し

情報操作をしようとしたらどうなるか

何が嘘か真実かを私たちはどこで見分けるのか

映画の中の話だけではないと思うと怖いですね

「戦争ほどよく売れるニュースはない」というセリフも

真に迫りました

 

そしてまさか、地下鉄サリン事件

こんな形で、しかも007で映画化されるとは・・

南シナ海を航行中のイギリス海軍巡洋艦デヴォンシャーの上空を

中国軍のミグ戦闘機2機が通過し

デヴォンシャーが領海を侵犯しているので攻撃すると警告

一方デヴォンシャー側は公海上を航行しているので

攻撃してきたら反撃も辞さないと返信を送ります

間もなくデヴォンシャーは魚雷による攻撃により沈没

浮上した乗組員たちは容赦なく射殺されます

中国軍のミグもミサイル攻撃により撃墜します

しかし双方に攻撃を仕掛けたのは、デヴォンシャーでもミグでもなく

現場近くにいた謎のステルス艦で、指示を出していたのは

ハンブルクにあるカーヴァー・メディア・グループの本社でした

 

Mハンブルクで行われるカーヴァーのパーティーに出席するよう

ボンドに命じます

その理由のひとつは、ボンドはかってカーヴァーの妻と関係があり

彼女から情報を引き出す為でした

 

 

主題歌「Tomorrow Never Diesシェリル・クロウ

 

007/ジェームズ・ボンドピアース・ブロスナン

中国人スパイ、ウェイと共にカーヴァ―の野望に立ち向かう

エリオット・カーヴァージョナサン・プライス

イギリスのメディア王
中国のチャン将軍と組んでステルス艦を建造し
デヴォンシャーと中国空軍のミグの双方を攻撃
自らのメディアを使って情報操作を行
戦後中国における放送権を獲得するために
イギリス中国戦争を起こさせようとしている

 

パリス・カーヴァーテリー・ハッチャー

ボンドのかっての恋人で現カーヴァー夫人

ボンドMI6のエージェントであることを知っていて

ボンド一夜を共にし、夫の行動を伝えたものの

ホテルの部屋でドクター・カウフマンに殺されてしまう

ウェイ・リンミシェール・ヨー

本作のメイン・ボンド・ガール

新華社通信の記者と偽ってカーヴァーに接近していた中国の公安委

ボンドと同盟を組みステルス艦を爆破する

歴代の見た目重視のボンド・ガールとは違い

ジャッキー・チェン作品で鍛えられた本気のアクションが見どころ

 

ヘンリー・グプタ リッキー・ジェイ

カーヴァーに雇われているアメリカ人テクノテロリスト
グループの衛星を使ってGPSの電波障害をおこし
イギリス軍と中国軍に狂った位置情報を伝える

スタンパーゲッツ・オットー

カーヴァーの部下でDr.カウフマンの弟子

Dr.カウフマンヴィンセント・スキャベリ

カーヴァーに雇われた殺し屋
射撃を得意とし、毒物の専門家、拷問もする

ジャック・ウェイド ジョー・ドン・ベイカー

CIAの連絡係南シナ海へ向かうボンドを支援する
チャン将軍(フィリップ・クオック)

カーヴァー援助している中国の将軍

M ジュディ・デンチ

 

ローバック提督ジョフレー・パーマー

Mの同僚でMとともに事態解決の指揮所にあたる

チャールズ・ロビンソンコリン・サーモン

M参謀総長

防大ジュリアン・フェロウズ

Q デスモンド・リュウェリン

ハンブルク空港のレンタカー会社のスタッフとして出迎え
ボンドカーBMW750を引き渡

マニーペニーサマンサ・ボンド

Mの秘書

 

ステルス艦に進入したボンドは、

銃撃戦の末、乗組員を倒し

魚雷を使ってカーヴァーを圧死させます

ジョナサン・プライスの最期があっけなくて拍子抜け

捕らえられていたリンを救出し

(お約束の海中での酸素の口移し)

海上に浮かんだステルス艦破片の上で長いキスを交わすのでした

(お約束の敵の基地を爆破して脱出)

 

ボンドから報告を受けたMは

「カーヴァー氏が南シナ海でクルーズ中に溺死

地元警察はメディアの帝王が自殺したと伝えている」

という声明文を発表するよう、マネーペニーに指示しました

シリーズで最もアジアンな雰囲気が

スマートなブロスナン・ボンドと意外にもマッチしていて

サイゴンでのバイクアクション

手錠

民家ボロボロシャワー

パソコンのキーボードが漢字(笑)

小ネタも良かったですね

 

いつ見ても安定の面白さでした

 

 

【解説】allcinema より

大ヒットした「ゴールデンアイ」に続く、P・ブロスナンの新生ジェームズ・ボンドの第2弾にしてシリーズ通算第18作。英戦艦が中国領海近くの海域で攻撃を受けた。だがそれは中国空軍によるものではなく、世界の情報を牛耳る“メディアの帝王”カーヴァーの操るステルス艦の仕業であった。衛星情報を操作して英・中双方に誤った座標位置を送る事で、紛争の火種を起こし、そのニュースを独占しようという企みなのだ。そうとは気づかない英艦隊は報復措置のために東シナ海目指して出発。事件の背後に何者かの陰謀を確信した英諜報部は、このニュースをいち早く報道したカーヴァーの背後を調査すべく007を送り込む。そしてカーヴァー邸に潜入し衛星システムの証拠を掴んだ007の前に、謎の中国人女性ウェイ・リンが現れた……。
 冷戦終わって久しい現在、メディアの寵児を敵とした設定はいかにも今風だが、いかんせん悪役としての格に欠けるのが惜しい。ただし、香港きってのアクション女優ミシェール・キング改めミシェール・ヨーのボンド・ガールの存在はそれを補ってなお余る。実際、特殊使用のBMWによる大チェイスあたりまでは、今一つ盛り上がりにかけるが、M・ヨー扮するウェイ・リンとボンドのコンビ・プレーが始まってから映画の調子は俄然良くなる。それでも香港時代でのキレの良さを知ってる者から見れば物足りないものではあるが、R・スポティスウッドの演出に香港映画ばりのアクションを求めるのは酷というものだろう。まさにアジアの格闘女神に助けられたジェームズ・ボンドでありました。

007/ゴールデンアイ(1995)

シリーズ第17

原題も「Golden Eye」(黄金の目)

ゴールデンアイとはソ連時代に開発された

EMP(電磁パルス)爆弾搭載の(架空の)衛星秘密兵器のこと



EMP爆弾とは、原爆と同レベルの電磁波を発生する化学兵器

広範囲にわたる電子機器の基盤を破壊

工場生産や流通、通信はもちろん

家庭における電気や水道などのライフライン不能にする

(人体に直接影響しない)未来型非殺傷兵器のこと

そこまで大がかりな化学兵器を開発しなくても

ロシアや中国という大国に

エネルギーや食物や生産力を頼らなければならない現実が

今ではわかりましたけど



冒頭のエピソードは、1986

ソ連化学兵器工場破壊のため乗り込んだ007006

しかし任務達成の為007006を残したまま工場を爆破します

そして9年後

盗まれたNATOのヘリコプターによってロシアの基地が襲われ

(わざわざNATOから盗む必要があったのか 笑)

秘密兵器「ゴールデンアイの起動キー

ロシアンマフィア「ヤヌス」によって奪われてしまいます
起動を防ぐため007は再びロシアに飛びますが

そこに立ち塞がったのは、死んだと思っていた006でした



主題歌:ティナ・ターナーGoldenEye (詞曲はU2のボノとジ・エッジ)



007/ジェームズ・ボンド (ピアース・ブロスナン)

5代目ボンド
ウォッカマティーニ、ステアでは無くシェイク」
「ボンド、ジェームズ・ボンドお約束は守られている(笑)
ナターリアイザベラ・スコルプコ

本作のメイン・ボンドガール

セヴェルナヤの宇宙センター研究所に勤めるプログラマー

ゴールデンアイの攻撃を生き延びる

 

オナトップファムケ・ヤンセン

ボンドがマークしていたグルジア女性

ソ連空軍戦闘機パイロット、ヤヌスのメンバー

サディスティックな性癖があり、太ももで相手を窒息死させるのが好き

シリーズ最強インパクトボンド・ガール

オナトップとは「you're on the top(貴方が上に乗って)」

=騎乗位という意味だそうです(笑)

 

006/アレック・トレヴェルヤンショーン・ビーン

本作での黒幕

ボンドとの作戦で死を偽り「ヤヌス」と名乗る犯罪シンジケートを設立

両親は旧ソ連で迫害を受けていたコサック
第二次世界大戦ではナチス・ドイツに協力
ナチス敗戦後は大勢のコサックと共にイギリスに亡命
しかしイギリスは裏切り、コサックをソ連に引き渡してしまいます
大勢のコサックはソ連処刑され生き残った両親罪の意識で自殺
イギリスに復讐を誓ったアレックはMI6のエージェントとなり
二重スパイとして働くようになります

ジャック・ウェイド ジョー・ドン・ベイカー

ボンドと任務に就いたベテランCIA将校

 

ヴァレンティン・ズコフスキーロビー・コルトレーン

ロシアの元KGB将校でギャング

ヤヌス」とボンドの会談を手配する

 

ボリス・グリシェンコアラン・カミング

ナターリアの同僚のエンジニアで友人

実は「ヤヌス」の協力者だった

 

アーカディ・グリゴリビッチ・ウルモフゴットフリード・ジョン

化学兵器工場の警備責任者ソ連軍大佐
工場は爆破されボンドに逃げられたものの
6年後には愛国者して将軍にまで上り詰め、ではヤヌスと繋が
オナトップと組んで軍を利用し、ゴールデンアイを強奪する

デミトリ・ミシュキンチェッキー・カリョ

ロシア国防大
ボンドとナターリアに面会した際
ソ連時代の尋問テクニックを披露する

キャロラインセレナ・ゴードン

ボンドが誘惑するMI6の心理精神医学的評価者

 

Mジュディ・デンチ

新任のダブルオーセクション長でボンドの上司

MI6長年分析官を務めていた数字の魔女」とあだ名されている

 

Q デスモンド・リュウェリン

MI6研究開発部門責任者

 

ビル・タナーマイケル・キッチン

Mの首席補佐官

 

マネーペニーサマンサ・ボンド

Mの秘書

シリーズ最強「ボンド推し♪」キャラ(笑)

 

消されたライセンス」の興行の失敗をもとに

毎回監督を変えるという「エイリアン」シリーズ方式?を導入

さらにCGの進歩で、人間技を越えたアクション時代の到来



戦車で脱出して市街地の行進はもはやコント

でもネクタイを直す姿はたまらない(笑)

機関銃を撃ちまくりは、アメリカ的すぎて悲しかった

その甲斐あって、本作からのシリーズは若者からも受け入れられ

任天堂64のおかげかも知れない 笑)興行成績は大幅にアップ

その人気はダニエル・グレイブ版まで引き継がれることになります

 

スコアはリュック・ベッソン組のエリック・セラ

こちらは往年の007ファンから、評判悪いみたいですね(笑)

ヤヌスの拠点がキューバにある事が判明し

ボンドとナターリアもキューバへ向かい

セスナ機でゴールデンアイ起動のための)パラボラアンテナを探しますが

全く見つけることができなうえ

突如攻撃を受けャングルに墜落、オナトップから襲撃されます

一方、アレックと将軍は

湖の底に隠していたパラボラアンテナと基地を出現させ

ゴールデンアイ使ってロンドンを攻撃しようとしていました

オナトップを倒し基地に向かったボンドは

ヤヌスがボリスを使って不正アクセスによりロンドン銀行から大金を引き出させ

その記録をゴールデンアイで隠蔽する計画だったことを知ります

(やってることは単なる泥棒じゃねえか 笑)

ナターリアゴールデンアイプログラムを書き換える事に成功

ゴールデンアイを大気圏で自爆させます

基地を爆破したボンドはパラボラアンテナの上でアレックと対決

死闘の末Qのボールペン爆弾が活躍)

アレックはアンテナの下敷きになり死亡

ボンドナターリアはCIAのヘリコプターに救出されるのでした

 

007は二度死ぬ」じゃなくて

006は二度死ぬ」かよ(笑)

 

プレイボーイで、お茶目で、洒落たセリフのボンド復活

相変わらずツッコミどころも満載

娯楽作品として安定した面白さに間違いありません



 

【解説】allcinema より

「007/消されたライセンス」以来、6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。殆どのスタッフ・キャストを一新させた意欲作で、5代目のジェームズ・ボンドには、以前より噂のあったP・ブロスナン(TV「レミントン・スティール」)が選ばれ、監督にはTV「刑事ロニー・クレイブン」で注目を集めアクション大作「ノー・エスケイプ」で全米ヒットを飛ばしたM・キャンベルがあたった。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
「007/私を愛したスパイ」以降、どんどんジリ貧になっていくシリーズを憂えての判断だが、その新たな方向性は正しかったと言えるだろう。すでに死語と化している“スパイ”を現代で大活躍させるという、そのリアリティと絵空事のバランスは申し分なく、普通の刑事や警官が大惨劇を独りで救うという作品を見馴れた分には、ヒーロー然とした主人公の持つケレン味は心地よい。旧ソ連で展開されるオープニング、ペテルブルグの戦車チェイス、クライマックスのスペクタクル(「サンダーバード」などで天才的なミニチュア・ワークを見せたデレク・メディングスの遺作となった)とアクション・シーンも好調。ブロスナンは線の細さを残すものの、若々しく新鮮なボンド像を提供している。女優陣では、ボンドに協力するロシアのコンピュータ技師に扮し最初から最後まで爆破ぜめに合うI・スコルプコも悪くないものの、色情狂めいた野性味あるF・ヤンセンの悪女ぶりがいい。上司Mも女性に代わり、とにかく“新しい007”にこだわったスタッフの健闘が光る。そして、唯一ヘンな秘密兵器ばかり造っているQ(D・リュウェリン)の姿に、従来のファンは嬉しくなるだろう。リュック・ベッソンとのコンビでお馴染のE・セラによる音楽も、控え目ながら好印象を残す。主題歌はティナ・ターナー

 

JUNK HEAD(ジャンク・ヘッド)(2021)

知らないで見たら、日本のアニメと思わなかったかも(笑)

ちょっとグロくて残酷だったり、性的な要素があったり

ヨーロッパのアニメのように、シュールでディストピアな世界観

しかも映画制作ド素人の堀貴秀氏が

本業のアートワーク専門の内装業のかたわら

監督・人形制作・脚本・美術・撮影・編集

音楽から、何語かわからない音声まで(「ケチケチケチ」は笑える)

7年以上をかけ、ほとんどひとりで創り上げたというのですから驚きです

映画のパンフレットまで自主制作だとか(笑)

エンドロールメイキング映像も面白い

メイキングだけで1本映画作れます(笑)

ここまでくればかなりの変態(褒めています)

変態性の高さが、クリーチャーたちの造形にも現われていますね

でもどこかお子さまっぽくて、愛らしい

たぶん子どもの頃からNHKの朝のアニメが大好きで

学校の授業中には先生の話も聞かず、教科書やノートのはしっこに

こういうキャラクターばかり書いていたのでしょう

なのにテストではいい点数をとる知能高めなタイプ

プロットは手塚治虫の「火の鳥 未来編」に似ていますが(笑)

不思議なことに悲壮感は一切ありません

 

人類は遺伝子操作によって不老不死の能力を得ますが

代償として意識だけが残り、肉体は滅び生殖能力を失いま

さらにウイルスや環境破壊によって存亡の危機に立たされた人類は

地下世界で進化を遂げた人工生命体「マリガン」の生態調査を開始

ダンス講師のパートンは調査員として地下へ向かうことにします

パートンのポッドが誤って警備員のロケット砲で爆破されてしまい

バラバラになったパートンの頭部は更なる地下に落ちていきます

 

パートンの頭部を見つけたアレキサンドルとフランシスとジュリアン

通称「三バカ(兄弟)」は頭部をルーチー博士の元に持って行き

博士はパートンにロボットの身体を作って与えます

そうしてパートンは三バカと行動を共にするようになりますが

調査対象のマリガン「トロちゃん」の長くブラブラしているのが

生殖器でなく尻尾と判明

しかもデスワームに食べられてしまい

またもや頭部だけが更なる地下に落ちてしまいます

辿り着いた「バルブ村」でパートンは

ラクタで作ったおんぼろロボットの身体を与えられ

「ポン太」という名で小間使いとして働くようになりました

そして女たちが月にいちどのグルメツアーに行く間

男たちは高級食材「クノコ」で一杯やろうと

職長はパートンに「クノコ」を買って来るよう命じます

そころが優しさにつけこまれて

詐欺師に「クノコ」を取られてしまう

その分、詐欺師にはしっかり罰が当たりますが(笑)

そしてまたまたワームに追いかけられたパートンは

またまた奈落の底に落ちてしまいます

そこで8番バルブの老管理人のため椅子を作ってあげたり

子どもの乞食マリガンにクノコを与えたり

やっとパートンが「バルブ村」に帰り

残ったクノコを職長に渡すと

職長はカビの生えたクノコを捨ててしまいます

それを拾って食べる女の子のマリガン、ニコと

彼女の幼なじみホクロ

ニコはほかのマリガンと造形(人間に近い)が違っていました

そのため皆から仲間外れにされていましたが

ニコは生命の樹「ヨーグル」になる素質を持つ女の子だったのです

生命の樹からマリガンは生まれる)

そうしてパートンはニコにダンスを教えイイ感じになるのですが

老管理人の8番バルブが爆発して大騒ぎ

パートンは三バカとトリムテ(ラスボス)退治に行きます

しかし爆破のせいで天井が落下し

フランシスとジュリアンが命を落としてしまいます

パートンは鉄筋に突き刺さって身動きが取れない

パートンは自らの身体を引きちぎり、トリムテの頭にパイプを刺し

アレキサンドルを救います

そしてアレキサンドルに別れを告げたパートンは

ニコとホクロは担がれ、人間界のある上層部に向かうのでした

三部作の1作目ということ

ストップモーションアニメで100分という大作

続編公開も7年後になるのかな(笑)



 

【解説】KINENOTEより

独学で映像制作を学んだ堀貴秀が、1人で監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽を兼任し、7年を費やして完成させたSFストップモーションアニメ。絶滅の危機に瀕した人類を救うため、1人のダンス講師が、人工生命体と共に地下世界へ。北米最大のジャンル映画祭、ファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞し、ギレルモ・デル・トロから絶賛された。

繰り返される環境破壊により、人の住めなくなるほどに地上が汚染された時代。地下開発を目指した人類は、その労働力として、人工生命体マリガンを創造する。ところがその地下も、自我に目覚め、人類に反乱を起こしたマリガンによって乗っ取られてしまう。それから1600年。遺伝子操作で永遠とも言える生命を得た人類は、その代償として生殖能力を失っていた。そんな人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。絶滅の危機に瀕した人類は、独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に名乗りを上げたのは、生徒が激減したダンス講師の“主人公”だった。地下に潜入し、“死”と隣り合わせになることで命を実感した主人公は、マリガンたちと協力し、人類再生の道を探る。そして今、広大な地下世界の迷宮で、クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる……。

ラブ・アゲイン(2011)

原題は「CRAZY, STUPID, LOVE.(クレイジー、愚かな愛)

結婚25年目で妻から突然離婚を言い渡された男が

自分を磨き、再び家族との絆を取り戻すというもの

 

が、そこまでの道のりが一筋縄にいかない

ドンドン変な方向に話が進んでいきます(笑)

下品さもエロも過激になりすぎることなく

セリフもネタが効いていて面白かったですね

「トワイライトを観にいったら・・最悪だったのよ」

ダーティ・ダンシング」への流れにはクスッとする

スティーヴ・カレルをイメージして書かれた脚本という

主人公のダメっぷり(笑)

車の運転は妻任せ、車から転げ落ちる

アルコールはストローで飲む

マジックテープ式の財布の「ベリッ」という音のいちいち

しつこいほど出てくる「デヴィッド・リンハーゲン」

「(ニューバランスの)スニーカーを履いていいのは

高校生とスティーブ・ジョブスだけだ」

ラブ・アゲイン」という邦題のせいで

見る気のおきない人も多いと思いますが

これはぜひ、世の中のおじさんに見てほしい(笑)

 

妻エミリー(ジュリアン・ムーアから、離婚して欲しい

その理由のひとつに会社の同僚

デヴィッド・リンハーゲンと寝たと告げられます

夫のキャル(スティーヴ・カレルは家を出てひとり暮らし

クラブで酒を飲み、グダをまいていました

その姿を見かねたナンパ男のジェイコブ(ライアン・ゴズリング

奥さんを見返してやろうと彼をお洒落男に変身させ

女性の口説き方を指南します

お陰で教師だと言うケイト(マリサ・トメイ)と

熱い夜(プチ変態)を過ごすことに成功

やがてナンパのコツを掴み、モテ男に変身します

でも元妻への思いは捨てきれない

そんなキャルに思いを寄せているのがキャルの友人の娘で

子どもたちのシッターをしている

大学生のジェシカ(アナリー・ティプトン)でした

そのジェシカにキャルの息子ロビー(ジョナ・ボボ)は夢中

エミリーは浮気相手のデヴィッド・リンハーゲン(ケヴィン・ベーコン)と

付き合うことにイマイチ乗り気になれない

三者面談でキャルと再会し、ヨリを戻しそうになるのですが

彼がロビーの担任のケイト先生と寝たことが発覚

煮え切らない態度のキャルに、妻も先生もキレてしまいます

一晩限りの女性でも、大切にしないからこうなるのよ(笑)

一方で弁護士の資格を所得したものの

恋人から結婚する気がないことを伝えられたハンナ(エマ・ストーン

やけくそになって酒を飲み、以前ナンパしてきたジェイコブを逆ナンパ

しかし思いがけず意気投合、ふたりは本気で愛し合うようになります

 

ジェイコブがハンナの母親に挨拶に行く日

キャルは子どもたちと相談してエミリーに再プロポーズする計画を立てます

そこにやってきたのがジェイコブとハンナ

ハンナはキャルの長女だったのです、当然ふたりの交際に猛反対

そこにジェシカがキャルに贈ろうとしたセクシーショットを

ジェシカの両親が発見し、父親が殴り込みに来ます

そしてタイミング悪くデヴィッド・リンハーゲンまでやって来る

 

警察が介入し騒ぎは収まったものの、家族との溝は深まり

キャルの居場所はどこにもなくなってしまいます

そしてやってきたロビーの卒業式

「真実の愛」も「魂の伴侶」もないと悲観的なスピーチをするロビーに

保護者席のキャルは待ったをかけます

ケイト先生が中指を立てているぜ(笑)

 

それにしても、アメリカ人ってスピーチ力が

いかに重要かってことですよね

言霊の威力がハンパない

「うまくいくかどうかわからないけど、エミリーをあきらめない」

キャルの言葉にエミリーの心が揺らぐ

 

ロビーも「ジェシカをあきらめない」と

ジェシカはキャルに渡そうと思ったセクシーショットを

ロビーにプレゼントします

これでうまいことケイト先生と

デヴィッド・リンハーゲン(実は良い人)が結ばれていたら

めでたくみんな、ハッピー・エンドだったのにね(笑)

 

ネタが幅広く、男性から中高年の方まで気楽に楽しめる

ありそうで、あまりなかったラブコメ

大笑いとまでいかないけど、気分転換におススメです

 

 

【解説】allcinema より

 長年連れ添った妻から突然の離婚を突きつけられ途方に暮れる中年男が、妻への気持ちを断ち切ろうと新たな恋に悪戦苦闘する姿を、彼を取り巻く男女の複雑に絡み合った恋愛模様とともにハートウォーミングに綴るロマンティック・コメディ。主演は「40歳の童貞男」「リトル・ミス・サンシャイン」のスティーヴ・カレル、共演にライアン・ゴズリングジュリアン・ムーアエマ・ストーンマリサ・トメイケヴィン・ベーコン。監督は「フィリップ、きみを愛してる!」のグレン・フィカーラジョン・レクア
 愛する妻とかわいい子どもたちに囲まれ、理想的な家庭を築いてきたと思っていた真面目な中年男、キャル・ウィーバー。しかし、居心地の良さに甘えていつしか男としての魅力をすっかり失っていた。そして突然、25年連れ添った妻から浮気を告白され、離婚を切り出されてしまう。困惑し、ひとり寂しくバーで飲んでいたキャルは、次から次へと女性に声をかけては虜にしてしまうプレイボーイ、ジェイコブと知り合い、彼の手ほどきで、女性たちを振り向かせる男へと華麗に変身するのだったが…。

マグノリアの花たち(1989)

原題は「STEEL MAGNOLIAS」(鋼のマグノリアたち)

マグノリアとは木蓮モクレン)のことで

ここではアメリカ南部を象徴する花木「タイサンボク」のこと

STEEL MAGNOLIA」とはアメリカ南部女性の気質を表す言葉で

意味は、外見はモクレンの花のように可憐だけれど

芯は鉄のように頑丈で逞しいということ

まあ、女性は少なからずそうですけどね

噂話や愚痴が好きなのも、どこの女性も一緒(笑)

物語はルイジアナ州にある架空の町の美容室から始まります

重度の糖尿病(1型)であるシェルビー(ジュリア・ロバーツ)の

結婚、出産、産後の合併症、死に至るまでを

母のマリン(サリー・フィールド)や隣人たち

美容室を経営するトルーヴィ(ドリー・パートン

愛犬だけが生きがいの未亡人ウィザー(シャーリー・マクレーン

元町長の妻クレリー(オリンピア・デュカキス)

夫が蒸発し宗教に陶酔する美容師アネル(ダリル・ハンナ)が

喧嘩しながらも、助け合っていく姿を描いたもの

といってもお涙頂戴ではなく、どちらかといえばコメディ

しかも「機嫌がいいのね 車で子供でも轢いてきたの」とか

「ケツに聖書をぶち込むわよ」とか、かなり口がお悪い(笑)

しかし堂々たる大大女優たちが顔を揃えているだけあって

下品になることなくラストまで楽しく見れます

アメリカの、いわゆる保守派を知るための

テキストとしてもおススメ

家族愛、信仰、地域共同体の絆

どの家も金持ちとまでいわないけど、それなりに裕福で

黒人やレッドネックなる白人はいません

(鳥を追い払うだけに)銃を撃ちまくる

同性愛者へのからかい

ヘルメットみたいなヘアスタイル

女の幸福は結婚して、子どもを産み、育てること、という

開拓時代から続いているような価値観

ワシントンやニューヨークの良識派の人間にしたら

狂信的で偏屈に見えるかも知れないけれど

自分達は昔から続くこの暮らしを愛していて

これから先も守りたいだけ

一歩間違えれば、批判をあびるような内容を

ユーモアたっぷりに仕上げたハーバード・ロスの手腕は見事

カメラはジョン・A・アロンゾ

編集はポール・ハーシュ、スタッフも一流ですね

美しい風景の中、新しい生命が誕生を迎え

それぞれの再スタートを歩みだす

マグノリアたちなのでした

 

 

【解説】allcinema より

犯罪者の夫を持つアネル(ハンナ)がトゥルーヴィ(パートン)の美容室に勤め始めた日は、近くに住むマリン(フィールド)の娘シェルビー(ロバーツ)の結婚式だった。髪を結いに来た二人、さらに前町長の未亡人クレリー(デュカキス)を交え楽しく語らっていた時、シェルビーに糖尿病の発作が起きる。その場はすぐに治まったが、今度は、犬だけが心の支えのウィザー(マクレーン)が怒鳴り込んでくる。鳥を追っ払うためマリンの夫ドラム(スケリット)が庭で撃ち続けている銃の音に犬が脅えるというのだ。あれやこれやで結婚式は無事終わるが、しばらく経ったクリスマスの晩、シェルビーは母親に妊娠を告げる。医者から止められていたにも拘らず、子供を持つことに固執する娘に当然マリンは怒るが、皆の励ましを受けようやく喜ぶことが出来た。やがて、無事出産を終えるが、出産の際のストレスで腎臓障害が起き、マリンの腎臓を移植することに。手術は成功し、再び平和な日々が訪れるが、ある日シェルビーを発作が襲う……。これでもかの芸達者を揃え、南部の小さな町を舞台に綴られていく感動の人間ドラマ。ハーリングが自らの舞台脚本を映画用に書き直した。誰一人としてひけを取らない演技陣をまとめあげた監督ロスの手腕もお見事。音楽も素晴らしい。シェパードはパートンの、マクダーモットはロバーツの、それぞれ夫役。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019)

「現実は夢を諦めた人のもの」

原題も「A RAINY DAY IN NEW YORK 」(雨の日のニューヨーク)

 

ストーリーとしては中くらいの出来で

ミッドナイト・イン・パリ(2011)の二番煎じといった感じ(笑)

しかもハリウッドの#MeToo運動で、日の目をみなかった悲劇付き

とはいえ、アレン作品最大級の美男子ティモシー・シャラメ

Everything Happen to Me」のピアノの弾き語りに

世界中の女性が萌え死にすること間違いなし(笑)

ヒロインはエル・ファニングとセレーナ・ゴメス

オレンジ色の光に照らされた

ザ・ピエール・アタージ・ホテルニューヨーク

美術館、イエローキャブ、セントラルパーク、馬車

デラコルテ音楽時計

ビジュアル的にかなりいい(笑)

カメラはヴィットリオ・ストラーロ

ヤードレー大学(モデルはプリンストン大学)に通う

ニューヨーク出身のギャツビー(ティモシー・シャラメ)と

アリゾナ出身でジャーナリスト志望のアシュレー (エル・ファニング)は

付き合って数か月のお似合いのカップ

そんなある日、アシュレーは大学の新聞部の課題で
ニューヨークで映画監督ローランド・ポラードの取材をすることになります

そこでギャツビーはニューヨーク最強のデートプランを計画

御曹司なうえギャンブルに強い、金ならいくらでもある

が、ポラード監督(リーヴ・シュレイバー)の取材に行ったきり

アシュレーが帰ってこない、不安になるギャツビー

 

アシュレーにドタキャンされたギャツビーは

大学で短編映画を作っている旧友と会い主演することになります

それは車の中のキスシーンで、お相手はかっての恋人の妹

チャン(セレーナ・ゴメス)でした

チャンは生粋のニューヨークっ子で生意気

どうせなら情熱的で本気のキスをしようと提案します

(幼い頃からギャッビーのことが好きだった)

しかし元恋人の妹、アシュレーへの罪悪感もあり

なかなか上手いキスができないギャツビー

その後も偶然タクシーに相乗りしたり

一緒に近代美術館(MOMA) に行くことになるふたり

が、その美術館で親戚とばったり会ってしまい

大嫌いな母の主催するパーティに

行かざるを得なくなってしまいます

アシュレーはといえば、ポラード監督の元カノと

名前と出身が同じということで気に入られ

脚本家(ジュード・ロウ)と共に新作を試写することになります

その後ポラード監督が作品が気に入らないと行方不明になり

脚本家と探しに行くと、脚本家の妻が不倫している現場に遭遇してしまう

さらに人気俳優フランシスコ・ヴェガ(ディエゴ・ルナ)と出会い

パーティに誘われ同行することに

しかもその現場がテレビで放映されてしまうのです

ニュースを見たギャッビーはやけくそになり

チャンのアパートや、兄の家や、カードゲームで時間を潰し

酒場で出会った娼婦をアシュレーだと偽り

母の主催するパーティに連れて行きます

しかし母は彼女が娼婦であることを一瞬で見抜きます

そしてかっては自分も娼婦であったことをギャツビーに打ち明けるのです

父と恋に落ち結婚、大学で学び、知性と教養を身につけ

セレブの仲間入りするまでいかに努力したか

過度に教育熱心だったのは、息子たちに無教養で苦労させたくなかったから

自分はなんて盲(めくら)だったのだろう

母親の存在を認め、見直したギャッビー

翌朝、ようやくホテルで再会したギャッビーとアシュレーでしたが

ギャッピーはヤードレー大学には戻らず

ニューヨークで生きることをアシュレーに伝えます

そしてひとり、セントラルパークの時計台に向かうのでした

「来ると思った」

オルゴールが鳴った6時きっかり

ギャッビーはチャンとキスを交わすのでした



これは梅雨の季節にぴったり

雨の日にお出かけしたくなる、恋したくなる

ニューヨークに行きたくなる(笑)

もちろん私もパワハラやセクハラには反対ですが

#MeTooに賛同はしていません

 

 

【解説】allcinema より

ミッドナイト・イン・パリ」「女と男の観覧車」のウディ・アレン監督がティモシー・シャラメエル・ファニングを主演に迎えて贈るロマンティック・コメディ。雨のニューヨークを舞台に、マンハッタンでの甘い週末を楽しみにしていた大学生カップルが、ふとした運命のいたずらに翻弄されて右往左往するすれ違いの行方をお洒落かつキュートに描く。共演はセレーナ・ゴメス、ジュード・ロウディエゴ・ルナリーヴ・シュレイバー。ギャツビーとアシュレーは同じ大学に通う学生カップル。ある日、アシュレーは学校の課題で有名な映画監督のポラードにインタビューできることになり大はしゃぎ。場所がマンハッタンということで生粋のニューヨーカーであるギャツビーも同行し、2人で週末のニューヨークを楽しむことに。さっそくアシュレーに喜んでもらおうと渾身のデートプランを練り上げるギャツビー。ところが、簡単なインタビューだけで終わるはずのアシュレーの取材はずるずると長引き、一人取り残されたギャツビーも旧友に頼まれ撮影の手伝いをするハメになり、そこで思いがけず元カノの妹チャンと遭遇するのだったが…。

 

トップガン マーヴェリック(2022)

原題も「Top Gun Maverick

トップガン」(198636年振りの続編として

オールドファンを裏切ることなく、奇跡的に成功

あるならず者国家がウラン濃縮プラントを建設

稼働前に破壊すべく特殊作戦に参加させるため

トップガン卒業生であり精鋭パイロットの特殊対地攻撃作戦の

教官として抜擢されたマーヴェリック

推薦者はかってのライバルで

今は太平洋艦隊司令アイスマンでした

しかしその中のパイロットのひとり

ルースターは相棒グースのひとり息子でした

マーヴェリックには(ルースターの母親から頼まれ)

ルースターが海軍学校に入学できないように

志願書を受理させなかった過去がありました

そのことをルースターは今でも恨んでいます

作戦まで3週間

電磁波妨害が行われている渓谷を低空高速で飛行するためには

最新鋭機(GPSを使う)F-35は役に立たない

F18F/A-18E/Fスーパーホーネット)での訓練が始まります

F-35Cライトニング IIの撮影が出来なかった理由のひとつは

F-35が単座機(ひとり乗り=実際に操縦するのは本物パイロット)で

役者や撮影機材を乗せられなかったため

F-18の使用料1時間あたり、11,374ドル(約150万円)で

予算の関係もあったのかも知れません(笑)

アメリカでいう「ならず者国家」は

独裁政治体制、テロ支援、大量破壊兵器の拡散などを行う国家のこと

トランプ前大統領は、イラン、北朝鮮ベネズエラ

3国家を名指したそうですが

 

本作では第5世代戦闘機がSu-57なので、相手国はロシアと思われます

(第5世代戦闘機=米のF-22F-35、中国のJ-20、ロシアのSu-57

前作の主力機F-14(トムキャット)の登場はファンには嬉しい

どうせならA4スカイホークと

ミグ28(使用したのはF5タイガー) も出して欲しかったけど

(昭和か 笑)

P-51Dマスタング第二次大戦時の戦闘機)は

なんとトム・クルーズの私物

トム本人が操縦したそうです

でもやっぱり、お気に入りは

空母エイブラハム・リンカーンからの戦闘機の発着シーン

花形はパイロットだけど、それも多くのクルーの働きがあってこそ

この一体感にこそ萌えます(笑)

ここからはあなたもトムクルになれる

アイテム紹介(笑)

 

フライトジャケット G-1

中国のスポンサー(テンセント・ピクチャーズ)への配慮で

予告編では日本と台湾の国旗のワッペンが「なんちゃって」でしたが

アメリカ国防総省が制作に関わっているためスポンサーが撤退

「日の三角」が「日の丸」に復活しました

アビレックスで買えます

参考価格107,800円、中国製(笑)

 

フライトジャケット MA-1

正式には「CWU-45/P」と呼ばれるMA-1の後継モデル

こちらもアビレックスで購入可、参考価格35,200

 

サングラスレイバン

トムが使用しているのは定番のアビエイター58mm

参考価格21,800円(トップガン限定モデル)



カワサキNinja H2RGPZ900RA2

やはりスポンサーに配慮したのか「NInja」のロゴは消されたそうです

そこまで気が付かなかったので、配信されたら確認します(笑)

1000cc4気筒エンジン242馬力、最高時速337km/hという優れモノ

参考価格は3,630,000

 

アイスマンさま

前作公開当時はトムより、ヴァル・キルマーのほうが

「かっこいい」と人気がありました(笑)

本作ではヴァルも喉の癌で、キモセラピー(化学療法)や放射線

喉に穴を開けての治療で思うように声を出せない中

トムの強い要望と、ヴァル自身のアイディアで主演が叶ったそうです

会話のシーンはAIによるヴァルの声の再現したもの

最大のギモンはヒロインが、チャーリー(ケリー・マクギリス)ではなく

ジェニファー・コネリー演じた「ペニー・ベンジャミン」なの?

ですよね(笑)

 

ケリーは2009年に同性愛者であることをカミングアウト

主演オファーは来ず、年齢と年相応の見た目が理由だろうと

インタビューでは答えたそうです

現在は演技指導をしたりしながら静かに暮らしているということ

「ペニー・ベンジャミン」は前作で名前だけ出てくる女性

マーヴェリックが低空飛行で脅かした司令官のお嬢さん」

グースが「ペニーか?」と訪ねたり

グースの妻(メグ・ライアン

「ペニー・ベンジャミンにすごかったんですって?

マーヴェリックをからかうシーンがあります

マーヴェリックがチャーリーと付き合う前(と後からも)

いろいろ関係があった女性ということなのでしょう



軍人と言えばエド・ハリスさまに関しては

登場しただけで作品に風格が現われました(笑)

ひとりも残さずに敵地から帰還する

ルースターとの和解

そしてペニーとの新しいスタート

単なるノスタルジックな同窓会映画では終わない

CGなし、リアル優先、近年最強のアクション映画

空前の大ヒットもよくわかる

映画館で、IMAXで、お金を払って見るだけの価値がありました

 

ひさびさのお気に入り献上です



【解説】映画.COMより

トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。その中には、かつてマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった。ルースターはマーヴェリックを恨み、彼と対峙するが……。主人公マーヴェリックをクルーズが再び演じ、「セッション」のマイルズ・テラー、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー、「アポロ13」のエド・ハリスが共演。さらに前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたバル・キルマーも再出演する。「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーが監督を務め、「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督や「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。