「思い出になりますよ」
「忘れてしまいます」
「写真に残さないと」
原題も「Photograph」
ムンバイが舞台のドイツとインドとアメリカ合作
(なので歌って踊らない 笑)
世界中で人々の心が殺伐としている中
こういう映画を見るとほっとします(笑)
ムンバイで観光客相手のカメラマンをするラフィ
田舎に住む祖母は、早く嫁をもらえとしつこい
しょうがないので、記念撮影した女子大生ミローニの写真を
婚約者と偽って手紙と共に送ります
田舎のおばあちゃんは孫が結婚すると大喜び
みんなに言いふらし、その噂はムンバイまで広がっていました
ラフィはミローニを探し(学校の看板に優秀学生として顔が出ていた)
嫁になる女性に会うため、ムンバイにやって来るおばあちゃんのために
婚約者のふりをしてくれと頼みこみます
ミローニの家は裕福なヒンドゥーで、ラフィは貧しいムスリム
結婚どころか、付き合うことすら難しい
だけどふたりには「優しさ」という共通点がありました
ミローニはラフィのおばあちゃんと会い意気投合
ミローニは自立した女性を目指していましたが
子離れ出来ず、おせっかいな家族や
付きまとう教師、好きでもない男性とのお見合いに悩んでいました
ラフィと過ごす時間だけが解放される瞬間だったのです
家政婦のアンクレットにラフィの故郷を思う
(看板で)とうに嘘に気づいていたおばあちゃんは
自分の母からもらったアンクレットをミローニに託します
一方ラフィはミローニのため、今はもう手に入らない
彼女の思い出の中にあるキャンパ・コーラを探すことにします
幻のコーラ工場に辿り着き、たった1本手に入れたコーラ
誰だって差別をなくしたい
好きなひとのために、何かをしたい
私は打算で男を選ぶような女だけど(笑)
若い人には、反対されても、失敗してもいい
自分の選んだ道を進んでほしいと思う
大切にしてくれる人と結婚してほしいと思う
「映画はどのストーリーも同じ」
自分たちの未来を作るのは、自分たちしかいないのだから
【解説】amazonプライムより
ムンバイの路上で観光客相手に記念写真を撮る男。故郷に住む祖母は、早く所帯を持てとうるさい。ある時、彼は客として出会った娘に、婚約者として祖母に会ってほしいと依頼する。住む世界の異なる2人。意図せず絆は深まり、世界観が揺さぶられていく。おだやかで滑稽なロマンスをリテーシュ・バトラ(『めぐり逢わせのお弁当』)が描く