「ベンハー」(1959) 212分
「アラビアのロレンス」(1962) 207分
「ゴッド・ファーザー」(1972) 177分 などなど
3時間超えの名作は数あれど
それらを超える278分
なんと4時間半の大作
いくら長くても悪くはない、悪くはないですよ・・(笑)
もちろん前後編、劇場まで足を運び
3600円払った方もいるんですよね
原作(未読です)がよほど人気なのか
それとも神木隆之介クン♡さえ見れればいいのお♡
隆之介クン♡に興味ない人は見なくて結構!の強気なのか
まず、将棋には全くフォーカスしていません
将棋より棋士の葛藤とか、人間模様がメインなのでしょうが
それも描き方が微妙で(笑)
あそこまで辛辣なのにつきまとう理由は何なのか
後藤九段(伊藤英明)とはどうやって不倫関係になったのか
(プロの棋士なら戦う前から実力わかるだろ)
島田の研究会に入る心の変化が不明瞭
抜け出して対局場へ向かうのはプロとして正解なのか
零の川本三姉妹の次女、ひなた(清原果耶)へのプロポーズは
いつ結婚考えるまで好きになったのか
零を頼ったから、零が張り切って立ち向かっただけで
それを「お父さんなの」とか「帰って」って何だよ
将棋とは繋がらない、美姉妹とのエピソードのほうが優先すぎ
でも末っ子のモモちゃんは可愛いね
漫画の実写化としては、奇跡的に素晴らしかったのですが(笑)
こちらの作品も原作が連載中だということですし
どうせ長大な原作どおりには制作できないのですから
「新人王編」「川本家(いいめ・実父)編」「獅子王戦」と
もう少し尺は短くても3部作とかにして
内容をきっちり描き切ったほうが映画としてはよかったのかも
(将棋映画なんだから、特殊メイクするなら指先までしろ)や
長い時間見せてりゃファンは喜んでるからいいんだよ!
・・と言われたらどうにもならないのでしょうけど
でもこうやって見比べると(見比べちゃいけないよ)
過去の名作はスゴイ映画なのだと、しみじみ感じます
【解説】allcinemaより
人気漫画家・羽海野チカの大ヒットコミックスを「るろうに剣心」「ミュージアム」の大友啓史監督が前後編で実写映画化した青春ドラマ。本作はその後編。18歳になったプロ棋士・桐山零が、川本家の3姉妹や義理の姉・香子はじめ周囲の人々と繰り広げる様々な触れ合いや葛藤を通して成長していく姿を描き出す。主演は「桐島、部活やめるってよ」の神木隆之介、共演に有村架純、倉科カナ、清原果耶、染谷将太、佐々木蔵之介、伊勢谷友介。
東京の下町でひとり暮らしをしている17歳の青年、桐山零。9歳の時に交通事故で家族を失い、父の友人である将棋のプロ棋士、幸田柾近に引き取られた彼は、将棋しか生きるすべはないと強い覚悟で勉強を重ね、史上5人目の中学生棋士としてプロデビューを果たす。しかし一緒にプロを目指していた幸田の実の娘・香子は、実力の世界の厳しい現実を突きつけられ、親子の関係にも暗い影を落としてしまう。責任を感じた零は幸田家を出て、下町にアパートを借り、1年遅れで高校にも通い始める。そんなある日、具合が悪くなって道端に倒れていた零は、近くに住む川本あかりに助けられ、彼女の自宅で介抱される。以来、面倒見のいい長女あかり、がんばり屋の次女ひなた、天真爛漫な末っ子モモという明るい川本3姉妹との思いがけない交流が始まる零だったが…。