チネチッタにて鑑賞
動員数といい興行収入といい、とても話題になっています
報道でも「感動した」「泣いた」「結末に驚いた」
「映像が美しい」という褒め称えたコメントばかり
聖地巡礼ということで
舞台となった岐阜県を訪れるファンも多くいるとか
このような話題作は、見る前から見た気分になってしまい
結局見逃すことが多いのですが
(「アナと雪の女王」も未だに見ていません・・・)
でも、「みんな」が見ているのに見ないのも
なんだか変わり者みたいですし(実際変わり者なんですけれど)
今さらですが、冬休みということもあり
付き添い(笑)ということで鑑賞してまいりました
小さなお子さんから、ご年配の方までと混んでいましたね
ほぼ満席ではないでしょうか
前半は、すでにテレビなどで見慣れたシーンばかりで
はたして物語に入り込めるかどうか、不安でした
でも、ただひとつのシーンで心を奪われます
みつはが、町長である父親を説得しようと急ぐとき
坂道を転げ落ちてしまいます
その時、名前を忘れないようにと
マジックで手のひらに書いてあった言葉を見る
自分の気持ちに気が付いた
愛を知る瞬間
そして、たとえ記憶がなくなったとしても
愛する気持ちは、かすかに残ることになります
この映画がこれだけヒットした私の勝手な解釈は
人は誰でも、本当に愛せる人を探しているのではないかということです
運命の人との出会いをきっと求めている
新宿の描写などは実に見事でしたね
100年先には、現在の東京の記録映画になるかもしれません
美しい話だけでは終われない
なにか哀しい余韻を残した物語に感じました
【解説】シネマトゥデイより