酷評も多いようですが、私は良かったです
ハリウッド的ご都合主義だけれど、こういうラストは好き
内容は良くあるタイムループ、死に戻りもの
学習攻略型デスゲームとでもいうのでしょうか
主人公(自分)が死ねば死ぬほどスキルアップしてゆくのです
私はRPGには全く興味はありませんし、原作も未読
脚本家の意図が私の解釈とあっているかどうかわかりませんが
恋愛モノとして心を奪われました
突如地球を襲ったギタイと呼ばれるエイリアン
軍の広報担当であるケイジ少佐(トム・クルーズ)は
戦闘スキルも実戦経験もない素人にかかわらず
いきなりギタイが暴れる前線基地に配属されてしまいます
そしてビーチ(激戦地)で戦場の女神
リタ(エミリー・ブラント)を見つけるのです
ケイジは青い大きなギタイ(アルファ)との戦いで
返り血を浴びて死んでしまいます
次に目が覚めた時、ケイジは再び前日のヒースロー空港にいました
そしてまた同じ展開が何度も繰り返されるうち
次第に敵のかわし方、殺し方を覚え強くなっていきます
ついに第一ステージであるビーチからの脱出に成功するのです
第二ステージ
リタと会い、一緒にトレーニングするようになり
エイリアンの親玉(オメガ)を探します
彼らのループを止めなければギタイとの戦いに勝てない
オメガはドイツのダムの地下にいると思われました
しかしそれはギタイが見せた罠と幻覚だったのです
第三ステージ
オメガはパリのルーブル美術館にいることを突き止め、リタと向かいます
しかしケイジはギタイとの戦いで大怪我を負ったことで輸血を受け
タイムループの能力を喪失してしまいます
第四ステージ
ケイジは自分が所属しているJ分隊の仲間たちにも協力を求め
オメガに挑みます
しかし隊員たちは次々と倒れ、リタも戦死してしまう
だけれどケイジは死の直前に再びアルファの血を浴び
時間を戻れるようになるのです
なぜ、あんなにやる気のなかったケイジが何百回も
撃たれ、倒れ、血を流し、痛みに耐えながら頑張れたのか
それはリタのことを好きになってしまったから
ケイジは何百回もリタと会い、ともに戦います
一方のリタがケイジとあうのは、いつも初めて
これはある意味ストーカー愛なわけですが(笑)
ケイジが戦うのは地球のためでも、正義のためでもない
リタを救う、それだけのため
いつか、彼女の理想の男になるために
いつか、彼女と結ばれるために
何度でも繰り返す
ただ、主人公は50代のトムクルより
もっと見た目純情そうで、若いほうがよかったとは思いました
さすがにトムクル
女性を知り尽くしている感は、拭えませんので(笑)
【解説】allcinemaより
桜坂洋の同名ライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化したSFバトル・アクション大作。圧倒的な戦闘力を有する侵略者の襲撃を受ける近未来の地球を舞台に、その侵略者を相手に戦闘と戦死を繰り返す不可思議なタイムループに囚われた一人の兵士の壮絶な運命を描く。共演はエミリー・ブラント、ビル・パクストン。監督は「ボーン・アイデンティティー」「フェア・ゲーム」のダグ・ライマン。
謎の侵略者“ギタイ”の攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれていた。そんな中、軍の広報担当だったケイジ少佐は、ある時司令官の怒りを買い、一兵卒として最前線へと送られてしまう。しかし戦闘スキルゼロの彼は強大な敵を前にあっけなく命を落とす。ところが次の瞬間、彼は出撃前日へと戻り目を覚ます。そして再び出撃しては戦死する同じ一日を何度も繰り返す。そんな過酷なループの中で徐々に戦闘力が磨かれていくケイジ。やがて彼はカリスマ的女戦士リタと巡り会う。彼のループ能力がギタイを倒す鍵になると確信したリタによって、最強の“兵器”となるべく容赦ない特訓を繰り返し課されるケイジだったが…。