ニアサードインパクトから14年後の世界
特別物凄いファンというわけではないのですが
それでも3回くらい泣きそうになりました(笑)
自然、再生、友情、思いやり、家族愛
ごく普通の日常が幸せなんだという、あたりまえの発見
シンジがカヲル君ショックから立ち直る経緯
シンジやゲンドウの、オタクや鬱や引きこもりを連想させる
鬱屈した精神からの救済
シンジが大人になるとは思わなかった
これは庵野秀明の25年かかった自己セラピーだったのだろうか
碇シンジ(シンジ)
ゲンドウがユイに会うための目的「人類補完計画」のため生み出されたユイの模倣品
儚い言葉を連呼して何度も死んでしまう、消えてしまう美少女
前々作「破」で初号機に取り込まれ魂として存在している
髪が長く白いプラグスーツを着用している(14年経過している事を示唆)
アヤナミレイ(仮称)(そっくりさん)
第三村でトウジとヒカリの家で暮らしながら農作業など手伝いをしながら
「こんなとき綾波レイならどうする」と
「行動」や「気持ち」を初期インストールしていく
綾波レイシリーズの特性としてシンジを好きになる
式波・アスカ・ラングレー(アスカ)
EVAパイロットおよび補完計画の道具として造られたクローン人間
シキナミシリーズの中で選別された生き残り
シンジに「ケンスケによろしく」と13号機のエントリープラグごと
第三村のケンスケの家の庭に送り出される
真希波・マリ・イラストリアス(マリ)
冬月から「イスカリオテのマリア」と言われる事から
過去にゲンドウと冬月と「人類補完計画」を志していた可能性あり
(ユイが好きだったため、復元したい気持ちがあった)
葛城ミサト(ミサト)
WILLEの大佐、AAAヴンダーの艦長
シンジをエヴァンゲリオン初号機まで誘導するため
ひとり艦内に残り爆死する
(やっぱ「ヤマト作戦」だから、艦長は残留するのね・・)
赤木リツコ(リツコ)
AAAヴンダーの副長で、ゲンドウの元愛人
無茶な作戦を立てるミサトを冷静にサポートする
渚カヲル(カヲル)
第1使途であり、第13使途
前作「Q」でシンジと第13号機に搭乗し
チョーカーの爆発により首を吹き飛ばされ死んでしまう
NERV最高司令官、シンジの父
シンジの発動した「ネオンジェネシス」の最中
悲願であったユイとの再会を果たし
ユイと共にガイウスの槍に貫かれ消滅する
NERV副司令官
元京都大学教授で、ゲンドウとユイを教えていた
ユイに好意を持っていたが、再会できないままLCL化してしまう
トウジ
第3村の医者でシンジの元クラスメート
ヒカリ
シンジの元クラスメートでトウジの妻、赤ちゃんがいる
アヤナミレイに様々な「おまじない」を教える
ケンスケ
シンジの元クラスメート、第3村ではアスカと暮らしている
アスカと恋愛関係なのか、保護者的な存在なのかははっきり描かれていない
高雄コウジ
AAAヴンダーの機関長
鈴原サクラ
WILLEの少尉でAAAヴンダーの医官、トウジの妹
シンジに対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱き
シンジがエヴァに乗ることについて激しく反対しミサトを撃ってしまう
長良スミレ
AAAヴンダーの操舵士
北上ミドリ
AAAヴンダーのオペレーターで態度や口が悪い
ニアサードインパクトで家族を失い、シンジに恨みを持っている
元NERV主席監察官で、WILLEの支援組織「KREDIT」のメンバー
ミサトの恋人
サードインパクトを止める為に犠牲になり死んだことが明かされる
加持とミサトの息子、両親を知らずケンスケの仕事を手伝っている
ゲンドウの妻でシンジの母親
初号機の事故ではなく、故意に初号機と融合しループを作った
エヴァンゲリオンシリーズの本当の黒幕
エヴァンゲリオンイマジナリー(巨大ユイ)
マイナス世界に存在する架空のエヴァ
ミドリに「絶対、変!」と言われる(笑)
本作の見どころは、アスカの眼帯の意味も明かされますが
立役者はやはりマリでしょう
彼女の本当の正体は最後までわかりませんが
シンジやアスカを助けようとする強い意志と言葉
「イスカリオテのマリア」という呼び名だけで
いろいろ想像することが楽しめます
そしてアヤナミレイ(仮称)
最初はシンジ同様「どうせニセモノじゃないか」と思うわけですが(笑)
素直で、だんだんと人間らしい感情を知っていく彼女に
ついには虜になってしまうのです
戦闘シーンのアングルが相変わらずぐるぐる回りますが(笑)
迫力は「アベンジャーズ以上」
怒涛の畳み掛け(笑)
ラスト、駅のホームで成長したシンジとマリが会うと
マリはシンジのDSSチョーカーを外し
ふたりは手を取りあい、走り出すのでした
青春の落とし物回収
とにかく終わることができて好かった
さようなら、すべてのエヴァンゲリオン
【解説】allcinema より
人型兵器“エヴァンゲリオン”のパイロットとして謎の敵“使徒”に立ち向かう少年少女たちの過酷な戦いを描き、1990年代後半に社会現象を巻き起こした庵野秀明監督による伝説のSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」として再起動し、2007年から「序」「破」「Q」と3作が公開されてきたシリーズの完結編となる第4部。引き続き庵野監督が企画・原作・脚本・総監督を務め、監督は鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏の3氏が担当する。