「アメリカのため、いや、できない。
スペインのため、いや、できない。
マリアのため・・・それならできる!」
「誰が為に鐘は鳴る」とは
何のために死ぬのか、という問いかけを
意味するそうです。
男は愛する女のために死ねる
そういう物語
・・のはず(たぶん)
しかし、これはどうなんでしょう?
戦争映画としては
あまりいい出来とはいえない気がします。
瞳キラキラ、歯もキラキラ
髪もキラキラ、涙もキラキラ
キラキラ~
キラキラ~~・・・の
バーグマンを見る
そういう映画としか思えない(笑)
だって、やけにバーグマンの
顔のアップが多すぎですもの
(しかもどう見てもスペイン系には見えないという。笑)
そしてひたすら
「愛している」
「離れない」
「キスして」と
ゲイリー・クーパーにベタベタ・・
ベタベタベタ・・・
起爆装置の破壊や
橋の爆破はそれなりにハラハラしますし
わき役陣もいい演技してると思うのですが
バーグマンの熱い恋心の前には
全てが霞んでしまいます。
もう、戦闘なんて
どうでもいいじゃんという気持ちに(笑)
ラストにいたっては
スーパーで欲しいものを親から買ってもらえず
床で転げまわって駄々をこねている子どもにしか見えません。
乗馬しながらあれをやったのは
確かに大した演技力ではありますけれど(笑)
ゲリラの女房のピラーに免じて
ギリギリ、ツッコミ系にはしないでおきましょう。
2大スターの共演
なんかもったいない作品でしたね。
【解説】allcinemaより