プール(2009)




かもめ食堂「めがね」から引き続がれた
女性目線のスローライフを描いた作品・・
というところでしょうか。

それよりもっと前「やっぱり猫が好き」からなのでしょう。
私は見ていませんでしたが、友人にはファンが多かったです。
そして、そのほとんどが未だ独身・・

それが悪いとはいいません。
だけど、女性がこういう作品にハマるのは独身のうちより
人生経験積んでからの方がいいと個人的には思います。

この世界観は、異性が遠ざかってしまう。
ザ・女子会ワールド。

物語はタイ、チェンマイでワーキングステイをしている
母親の京子を訪ねた、娘さやの目線で描かれています。

そして宿泊するゲストハウスのオーナーの菊子(もたい)と
従業員の癒し系男子、市尾(加瀬亮
学校帰りなどにお手伝いをする、(捨て犬同然に捨てられた?)
少年ビーとのかかわりあい(この少年がとても可愛いの)

父親は誰なのか、なぜタイで生活しているのか
エピソードは一切描かれていません。

ただただ
自由
働かなくていい生活
やさしい隣人
美味しい料理
穏やかな気候
気持ちの良い寝床・・
そんな夢のような毎日なのです

こんな幸せがあるのでしょうか。

それにしても・・
タイトルのプールの意味ってなに?(笑)



【解説】allcinemaより
 映画化を前提に書き下ろした人気漫画家・桜沢エリカの原作を基に、「ネコナデ」「2番目の彼女」の大森美香監督がメガホンを執ったドラマ。ちょっとワケありな男女がのんびりと暮らすタイ・チェンマイのゲストハウスを舞台に、母に会うため日本からやって来た女子大生がそこで過ごす6日間の物語を、母と娘の確執と和解を軸に描き出す。主演は「かもめ食堂」の小林聡美、共演にこれが初の映画出演となるモデルの伽奈。
 大学卒業を目前に控えた女子大生さよは、一人タイのチェンマイ国際空港に降り立った。目的は、4年前に自分と祖母を残して家を出た母・京子に会うこと。そんな彼女を空港で出迎えたのは、母の仕事を手伝う青年・市尾。母が働く小さなプールのあるゲストハウスには、オーナーの菊子のほか、ビーという名のタイ人少年も暮らしていた。久々に再会した母は、彼らの中に混じってとても楽しげだった。母へのわだかまりを胸にはるばるやって来たさよは、その姿を素直に受入れられず、早々に部屋に閉じこもってしまうのだったが…。