北軍の軍曹イエローレッグ（ブライアン・キース）酒場で偶然助けた男は、
長年追い続けていた南部反乱軍のターク（チル・ウィルス）でした。
イエローレッグは銀行強盗をしようとするタークの仲間のビリーと、
セラシティという町に行くのですが、目の前で別の強盗が銀行を襲いっていて、
それを撃とうとしたイエローレッグの弾丸が踊り子キット（モーリン・オハラ）の息子を殺してしまいます。
最初の首括りのシーン以外は、グッと映画に引き込まれませんでした。
主人公は古傷のせいで、子どもに誤射してしまうくらい
射撃が得意ではないのです。
・・ガンマンな男ではないですよね？
荒野でガンマンなタイトルだというのに・・・苦笑
自分の息子を殺した相手への母親の恨みとはどれほど大きなものでしょう。
イエローレッグは罪滅ぼしのためか、罪悪感からか
それとも美人のキットに思いを寄せたからなのか
遠く離れたシリンゴ村にある、死んだ夫の墓のとなりに息子を埋葬するという
キットに同行するのです。
気の強い女と、その女に言い寄るイヤな男と、女を助けるイイ男。
西部劇では、よくあるパターンの展開のはじまりです。
頭に残る傷を隠すためずっと帽子を被ったままの主人公。
どんなにむごい傷跡なのだろうと想像しましたが
さほど気にならない程度の傷跡で。
この作品、ペキンパー監督の毒を期待して観ると裏切られます。笑
でも主演のブライアン・キースとモーリン・オハラのふたりは良かったです。
【解説】allcinemaよりイエローレッグは、南北戦争で捕虜となったとき、南軍の兵士に頭の皮を剥がされそうになった。彼は戦争が終わった後も、その相手を探し求めていた。とある村で、彼は一人の男をリンチから救う。だが、その相手は、かつて彼に残忍な振舞いをした当の相手だった。彼は自分の素性を隠し、男とチームを組んで銀行強盗を計画するが、そこで無垢の子供を誤って射殺してしまう。子供の母親は、遺体を父親の眠る廃墟となった町へ運ぶと言い出し、イエローレッグたちは護衛を願い出るが…
