三人の名付親(1948)

 
 
悪党3人が、四苦八苦しながら産まれたての赤ちゃんの世話をする・・
いい意味でギャップのある人って魅力的ですよね。
 
保安官に追われる銀行強盗が
偶然にも旅の女性の出産に立会い名付け親になり
母親を亡くした赤ちゃんの面倒をみます。
あのジョン・ウェインが赤ちゃんにミルクを与え、おむつを代え
ガラガラであやすのです。
そんな姿を観てしまったら、誰でもニンマリしてしまうでしょう。
 
そして、聖書の教えに従いニュー・エルサレムという町を目指して
赤ん坊を連れて行くことを決断します。
 
赤ちゃんの名付親となったそのときから
三人の男はなにもかもが赤ちゃん優先。
そして、命がけで赤ちゃんを守ります。
そんな荒くれ男がカワイイです。
 
アメリカ人にとっては、名付親とは親同然なんですね。
(現在はどうかわかりませんが)
ロバート・ウイリアム・ペドロなんて
自分達のファーストネームをただくっつけた
芸のない赤ちゃんの名前もいい。
 
そして、自分の投獄覚悟で、無事に赤ちゃんを死んだ母親の両親に届けます。
とても心温まるラストでした。
 

【解説】allcinemaより
保安官に追われる三人組の強盗が荒野のド真ん中で、身重の女を乗せた幌馬車に出会う。女は赤ん坊を産み落とすと、三人を名付け親に頼み息を引き取った。三人は赤ん坊を無事に町へ届けようと出発するが、水も無く陽に照らされるだけ彼らの道行きは困難を極めた…