ポリス・ストリー2  九龍の眼(1988)


 
 
 
「ポリス・ストーリー」から3年。
前作のラストから物語は続きます。
ストーリーは1作目より、こちらのほうがコミカルで楽しくなっています。
 
「アバアバ」言うめちゃくちゃ強い爆破犯や
チェンと爆破グループを追う、ミニスカートの婦警チームとか
登場人物も楽しくて、なかなかインパクトが強いです。
 
恋人のメイは、今で言ういじられキャラというのでしょうか。
ひとりでタイには行かされるし、爆弾魔に誘拐されるし散々。
でも、怒って警察の男子更衣室にまで乗り込んでくるのには笑えます。
チャンへの別れの手紙を、犯人に読まれるシーンは切なかったですね。
 
走るバスの上でのアクションや
ラストの爆発シーンは迫力満点でした。
 
コメディタッチでドタバタっぽく見せながらも
完全に計算された動きにはただただ感心してしまいます。
工場で上下の階を行ったり来たり
斜面を転がってくる樽をよけたり、ジャッキーは本当に凄い。
 
この先、こんな素晴らしいアクションを見せてくれる俳優は
現れるのでしょうか?
きっと現れないと思います。
 

【あらすじ】goo映画より
正義感に燃える刑事チャン(ジャッキー・チェン)は、以前は一線級の特捜隊員だったが一本気な性格が災いしてか、署内ではいろいろと問題になる事も多く、交通整理係に回されたりしている。ある日、恋人のメイ(マギー・チャン)と入ったバーで、チェンはかつて自分が逮捕した悪人(チュー・ヤン)と出会い、そのいやがらせから大ゲンカになってしまう。署内でまた問題となり、リー署長(ラム・コックン)は休暇をとるように言った。チェンはメイとタイに旅行しようとするが、そのための買物に行ったショッピング・センターでチェンが爆弾を発見、大騒ぎになる。犯人は不動産会社を脅迫して金を出させるのが目的で、自分達の実力を見せるために爆破事件を起こしたのだ。メイとの休暇旅行を返上し、久々に特捜隊員として捜査に復帰したチェンは、上司との対立を繰り返しながらも、ヤン刑事(クリスタル・コオ)らの協力も得て、犯人一味のアジトを見つけるが、逃げられてしまう。