「スーパーサイズ」とはアメリカのマクドナルドに実際にあった
スーパーサイズメニューのこと
マクドナルドの食べ過ぎで太ったと提訴したニュースを見て
もしマクドナルドだけを食べて過ごしたらどうなるかという
人体実験に自ら挑戦したドキュメント映像
マクドナルドを食べ続けただけで、アメリカでは異例の大ヒット(笑)
アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞にノミネートされました
私は超肥満になる理由や食生活の乱れは
マクドナルドなどのファストフードを食べる、食べないに限らず
その人の体質や性格、運動不足といった
いわゆる”生活習慣”が大きいと思っています
しかもアメリカに行ったことのある人ならご存じの通り
コーラはダイエットかなんか知らんがガロン飲み(笑)
富士山のように積み上げられたポテトに、大量の高カロリー食
朝から驚きの着色料のケーキだ、ドーナツだ
太らないことのほうが難しい(笑)
実際マクドナルドを訴えた弁護士に、訴訟した理由を質問しても
「(金銭的利益以外の)大義を聞きたいわけだ・・・」
と、答えられない
それでもマクドナルドを食べ続ける決意をするスパーロック監督
早くにも2日目には嘔吐(笑)
この監督、付き合ってる彼女がオーガニックとか
ビーカン(植物性だけを食べる)みたいな煩いタイプで(笑)
普段はヘルシー(と思われる)食事しかとっていません
そんな男が、彼女の反対を押し切ってマクドナルド一筋
これはお酒を一切飲まない男が
アルコール依存症と同じ生活を、いきなり始めたようなもの
体調が悪くなるのも当然でしょう
そしてマクドナルドや、大手食品会社の学校給食ビジネスが
”子ども囲い込み戦略”をしていると言い
そのような食事をする子どもたちはキレやすいと訴えます
その考えにも、私は同意できません(笑)
日本でいえば「食育」、素材、栄養、いちから手作り
表向きは理想的に見えるけれど
そんな完璧な妻や母親はそう多くない
それどころか手間暇をかけた料理を食べ残す子どもに
無理やり食べろと、キレる母親を生み出してしまうほうが
マクドナルドよりよっぽど恐ろしい
忙しいママが、マクドナルドのハッピーセットや
ファミレスやコンビニの外食産業に
頼る日があってもいいのではないでしょうか
とにかく監督は1か月間マクドナルドを食べつくし
体重は10キロ増え(もっと太ったほうが映画としては面白かったけど)
健康診断では命の危機まで宣告され
朝・昼・晩、マクドナルドを食べ続ける(そんな奴いねえよ)
危険性を訴えることには成功しました
最後のほうは「大食い競争」のラストスパートのようで
その頑張りには拍手を贈りたいけれど(笑)
食事は何を食べるかより、楽しく食べること
批判よりも、感謝の気持ちを持つこと
そのほうがずっと幸せになれる気がします
(スーパーサイズ美味しそう)
【開設】allcinemaより
ファーストフードを1日3食1ヶ月間食べ続けたら人間の体はどうなるかをユニークかつ危険な形で検証した異色ドキュメンタリー。監督のモーガン・スパーロック自身が実験台となり、偏食生活が身体にどのような影響を及ぼすのかを身を張って伝えると同時に、ファーストフードや肥満をめぐる社会的背景をも浮き彫りしていく。サンダンス映画祭で評判となり、その後全米を巻き込む社会現象にまで発展、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットも記録した。
2002年11月、感謝祭を過ごしていたスパーロック監督は、肥満症に悩む若い女性2人が“肥満になったのはハンバーガーが原因”としてマクドナルド社に訴訟を起こしたニュースを見て、あるアイデアを思いつく。彼は、消費者側とファーストフード側のどちらに問題があるかを自分で証明するため、1ヶ月間、マクドナルド以外は一切食べないことに決めたのだ。そして、“スーパーサイズを勧められたら断らない”など公正を期すための4つの厳しいルールを自らに課して、この突飛な人体実験を開始、その経過をカメラで記録し始めるのだった…。