最も危険な遊戯(1978)




イーストウッドになりたかった松田優作(笑)

44マグナムを使ったアクションは「ダーティ・ハリー」
(発砲音がチープすぎて笑えます)
ラストは「荒野の用心棒」のパクリ
そして音楽は「ルパン3世」(笑)


ヒロインはほとんど半裸姿
セックスで女を虜にできると思っているのは
昭和男が妄想する理想の男性像だったのでしょうか
現実には女性の頭の中には計算機が入っているので
そんなことは不可能なのですが(男の夢を壊しちゃいかんよ)

そんなストーリーは壊滅的でしたけど
B級C級の面白さはありました
優作さんファンからも人気の高い作品なのだそうです





冒頭の雀荘でのシ-ンはコミカルでワクワクさせられます
情けない殺し屋の鳴海昌平(優作)がいざ仕事の依頼を受けると
ストイックに肉体を鍛え上げていく
このダメ男とク-ルな殺し屋の対比が
「遊戯」シリ-ズの見どころだそうでです

そして敵役の刑事の荒木一郎さんの
主人公がとてもかなわないような
無口で不気味な存在感がよかったです
阿藤海さんのキャラも立っていましたね





若かりし日の優作さんのアクションと、コメディと
そして独特のファッションを観る作品
確かにかっこいいことは、認めないわけにいかないでしょう



【解説】allcinemaより
村川透監督、松田優作主演による「遊戯」シリーズの第一弾。国家権力に立ち向かう殺し屋の姿を描くハードボイルド・アクション。この後「殺人遊戯」「処刑遊戯」が作られた。
 財界の大物たちが誘拐される事件が相次ぐ中、東日電気の社長である南条が誘拐された。東日電気会長の小日向は、殺し屋である鳴海昌平に五千万円で南条の救出を依頼。鳴海は南条が監禁されている精神病院に潜入し、激しい銃撃戦の末に南条を助け出した。が、南条はすぐに狙撃され死亡してしまう。小日向は南条に、足立という男の殺害を要請する。しかし足立は警視庁特捜部に身を守られていた。