ゲッタウェイ(1972)

 
 
見る前から、輝きが眩しい(笑)
 
ペキンパーファンからは酷評もあるようですが
私はこの作品のマックイーンが一番好き
銃の扱う時のカッコよさといったら!
軍隊経験もあるということで
本格的なしぐさのように見えます
 
ショットもかなりいいですね
燃えるパトカー
舞い上がる黒煙
散弾銃でエレベーターごと落とす
 
独特のスローモーション撮影の中で展開する暴力
残虐なシーンに子どもたちを登場させるのも
ペキンパー風
 
あらすじは、マックイーン演じるマッコイは裏取引で刑務所を出所
その取引相手に頼まれ、妻のキャロルと銀行強盗し
その現金を持って逃走するというもの
 
フェロモン撒き散らし状態という解説はその通りで(笑)
 
平気で殺し、死体は放り投げる
人質の医者夫婦の奥さんとデキちゃう
医者が首つりしても全く無関心
全く心がありません(笑)
 
アリ・マッグローも汗ばんだ胸元や
へばりつく髪とかが
エロいという表現がぴったりで
(女性がそんな言葉を使ってはいけません)
コインロッカー窃盗のシーンは緊張しましたね
 
そしてラストにトラックを運転するおっさん
いいですよねえ
後味の良いバイオレンス映画
 
そして、とにかくマックイーン
彼がかっこいいのです
 

【解説】allcinemaより
 銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコをめざす……。スリリングなチェイスが全編に渡って展開するペキンパーの快作アクション。マックィーン、マッグローだけでなく、傍にいたるまで役者陣の個性が光る。特に、フェロモン撒き散らし状態の悪役A・レッティエリの存在感は驚異的。ラスト・シーンのサスペンスも、この手の映画を見慣れた人には嬉しい驚きである。W・ヒルの脚本もそのままに、94年にはキム・ベイシンガーアレック・ボールドウィン主演でリメイクされている。