アメリカ西部開拓時代、ハンターからガンマン
そして後連邦保安官として名を残した
ジェームズ・バトラー”ワイルド・ビル”ヒコックの物語。
タイトルからしてワイルドな西部劇を期待したのですが。笑
気分爽快どころかかなり地味で憂鬱。
保安官を辞職してから落ちぶれてしまった
ビルの死までの数年間を描いた作品です。
ビルは役者になり自伝的なショーに主演するもののうまくいかず
医者からは失明の危機と宣告されます。
かつての恋人で拳銃の名手、カラミティ・ジェーンと再会し
平穏な日々を過ごすようになりますが、酒とカードとアヘンに溺れる日々。
そしてかって恋仲だった女性の(ビルの子ではない)息子から
逆恨みされ命を狙われることになります。
背中から撃たれあっけなく死んでしまうビル・・・
心はとっくの昔に死んでしまった落ちぶれた男を
かってのヒーローの惨めな姿を
シリアスにリアルに見せつけてくれます。