シャーリーズ・セロンは好きな女優さん。
顔もタイプだし、長身でスーパーモデルのようなスタイルもいい。
この作品では、カジュアルなファッションも可愛くてステキでした。
物語のほうは、なんだかヒロインがジコチューで
見終わった後には、あまり良いとは思わなかったのですが・・
でもこうしてレビューを書こうと思ったら
ヒロインの気持ちにだんだんと共感してきたのです。
仕事一徹の猛烈広告マンのネルソン。
自動車の免許更新の試験会場での解らない問題を
近くの席のサラに質問します。
そのせいでサラは試験官にカンニングしたと間違われ免許停止に。
サラはネルソンの家を訪ね自分の運転手になるよう頼みます。
挙句の果て「私の11月になって」とまで言い出します。
もし余命を宣告されたら残り少ない時間をどう過ごすか？
元気なうちになにをしておくべきか？
みなさんは決めていることがありますか？
ある程度の年齢で家族がいる人なら
パートナーに、子どもに、親や兄弟姉妹に
なにか尽くしたい、残したい思う方が多いと思います。
でもまだ若くて独身だったらどうでしょう。
死ぬ前に恋をしたい
ときめいて誰かをハッピーにしたい、なりたい
そう思っても当然かもしれないですよね。
しかし自分の命は残り短い、将来はないのです。
お互い一カ月の期限付き条件の恋人ならあとくされない。
その間は思い切り愛して尽くす・・最高の恋人になる。
最後の人生を謳歌したい、そんなサラの願い。
でも本気で不器用なネルソンを好きになってしまった。
一方、サラと結婚し最期まで看取りたいと願うネルソン。
でも病んだ自分を知られたくない。
ネルソンには、元気で明るい自分しか覚えていてほしくないサラ。
やがて失うだろう美しい女性としての姿。
うまく編集すれば悪くない展開なんです、たぶん。
男と女が不意に恋に落ちる瞬間・・
愛するのに別れを決断する苦しみ・・・
そこらへんがうまく描けていなかったのが惜しまれます。
ワンちゃんのエピソードも不必要でしたね。
「私の11月」は最近では一番のいい口説き文句でした。
とりあえずお試しで恋愛しましょ、みたいな。
何であれ、まずはきっかけが必要だものね。笑
ゴールデン・ラズベリー賞ノミネート作品ではありますが
恋愛のお勉強はそれなりにできるかも？だと思います。笑
【解説】allcinemaより
1968年製作の「今宵かぎりの恋」を、「マトリックス」のキアヌ・リーヴス、「サイダーハウス・ルール」のシャーリーズ・セロン主演でリメイクしたラブ・ストーリー。
広告代理店に勤めるエリートサラリーマンのネルソンはある日、風変わりな女性サラと出会い、“今日で10月は終り。あなた、私の11月にならない？”と突然持ちかけられる。サラいわく“自分には問題を抱えた男を救う力があり、仕事人間の不幸なネルソンを助けてあげる”というのだ。勝手なもの言いに怒るネルソンだったが……。
広告代理店に勤めるエリートサラリーマンのネルソンはある日、風変わりな女性サラと出会い、“今日で10月は終り。あなた、私の11月にならない？”と突然持ちかけられる。サラいわく“自分には問題を抱えた男を救う力があり、仕事人間の不幸なネルソンを助けてあげる”というのだ。勝手なもの言いに怒るネルソンだったが……。
