サーカスの世界(1964)

 
 
「81/2」「山猫」「ブーベの恋人」の傑作3本の翌年の主演作なんですね。
 
サーカス団の座長マット(ウェイン)が
娘同然に可愛がっているトニ役で登場。
撮影当時は25歳くらいなのでしょうか。
ちょっとお転婆で、あどけない感じで、可愛い、可愛い。
レオタード姿も披露していますし殿方は必見でしょう。笑
 
トニの母親がリタ・ヘイワース、この方もまた綺麗ですね。
彼女の主演作はあまり見ていないと思います。
ただ「ショーシャンクの空に」で脱走する穴を隠すポスターの女性として
ムービーファンなら誰でも顔は知っていますよね。笑
 
かつて一座の花形空中曲芸スターだったリリー(ヘイワース)を探すため
ヨーロッパ巡業を決断するマット。
 
サーカスの実演はよかったです。
実にアメリカらしいというか
テントの中を馬車が疾走し、ライフルをガンガン打ちまくります。
本物の猛獣のショーも結構迫力満点。
 
巨船の転覆シーンや
テントの火災はハラハラして見ごたえありました。
 
でも放火の犯人や、トニの部屋に新聞の記事を張り付けたのは
いったい誰だったのでしょう?
兄の死で恨みを持っていた弟のアルドとしか考えられないのですけど・・
 
見終えた後の気分は、サーカス映画というより
未解決事件物語になってしまいまいました。笑
 

 
【解説】allcinemaより
あるサーカス一座から、空中ブランコの女性スターが幼い娘を座長に預け失踪した。成長して一座の花形スターとなった娘は、父の死を失踪した母親の所為だと思い込んでいた。そして、二人が再会したとき、母親が火事に巻き込まれる事件が起こった……。サーカス一座を背景に、母と娘の交歓を描いたドラマ。