運送会社で忙しく働くチャックは
飛行機事故でたったひとり生き残り無人島に漂着します。
現代文明に浸かり、サバイバルの経験なんて一度もないのでしょう。
私たちと同じように、持っているのはテレビか映画か本で見たかすかな知識だけ。
やしの実一個もマトモに割れない、火もおこせない、魚も獲れない。
不器用に自然に立ち向かう彼に
まるで自分も無人島での生活を味わっているような気持ちになるのです。
私だったら、無人島で暮らすなんて絶対ムリですね。
サバイバルするなら、飛行機事故で死んだほうがマシです。
もし戦争で徴兵制度というものがあったら、特攻隊に志願します。
藪の中を歩くなんていや。
映画の大部分がトム・ハンクスの演技一本で押していきます。
彼の優れた演技を堪能できるでしょう。
メタボだった体は、後半すっきりと痩せてとても筋肉質に引き締まりましたね。
トレーナーは誰なんでしょう?・・紹介してください。笑
飛行機事故で遭難するシーンはリアルでした。
波の描写など、本当にのみこまれてしまいそうな迫力、素晴らしい撮影です。
4年が過ぎ、命がけで生還したチャック。
しかし彼は、周りの人々にとってすでに死んでしまった人間でした。
何もない十字路で道を教えてくれた女性・・
チャックが選ぶのはテキサスに向かう道なのか、カナダに向かう道なのか。
できれば荷物を届けた道に戻って、新たなロマンスが芽生えればいいなと。
【あらすじ】ウィキペディアより婚約者を持つ運送会社フェデックスの管理職チャック・ノーランドは自社の貨物機に同乗中、嵐による墜落事故に巻き込まれる。奇跡的に無傷であったが、流れ着いた先は南太平洋の無人島であり、生き残ったのはチャック1人であった。救助を待ち続ける日々の中、チャックは次第に極限状態のサバイバルに順応しながら、自力で脱出するかあきらめるかを葛藤し続ける。また、積荷のバレーボールを「ウィルソン」という人物に見立てて自分を鼓舞しながら、生き抜いていく。そして月日は過ぎ、4年後。チャックは無人島からの自力脱出に成功する。