ジャンゴ 繋がれざる者(2012)

 
 
フランコ・ネロが出てるんですね。
「Dは発音しないんだ。」
「・・・知ってる。」
これは西部劇ファンとしては涙が出るほど気が利いた演出でしょう。笑
 
とにかく血肉が飛び交う作品でした。
マカロニウエスタンというよりは、バイオレンスアクションでしょうね。
しかし勧善懲悪なストリーなので残虐にもかかわらず
極悪人が殺されていく様は痛快で爽快感があります。
 
キャラも立っていますね。
どちらも黒人と白人の固い友情で結ばれたコンビ。
特にサミュエル・L・ジャクソンの悪役振りがいい、コミカルなのに怖い。
ただ、シュルツとジャンゴの妻のブルームヒルダは知り合いだったのかな・・と
思ったのですが、違ったのでしょうか?
 
道徳的観念のない「悪者は殺せ」に徹底した作品。
タランティーノ監督作品の中では、一番私にあっている気がしました。
でもクリストフ・ヴァルツをこの作品で善人にしたのは
イングロリアス・バスターズ」でのドイツ人の描き方にに対するドイツ人への
お詫びのつもりだったのかな?と思ったのは私だけでないはず。笑
 

【解説】allcinemaより
 「キル・ビル」「イングロリアス・バスターズ」のクエンティン・タランティーノ監督が、南北戦争直前の黒人奴隷制を真正面から取り上げつつ、マカロニウエスタンへの愛を爆発させた痛快バイオレンス・アクション。元奴隷のジャンゴがドイツ人の賞金稼ぎキング・シュルツの助けを借りて壮絶な復讐に乗り出すさまを描く。主演は「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスと「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツ。また、非道な農園領主を演じたレオナルド・ディカプリオのかつてない悪役演技も話題に。
 南北戦争勃発前夜のアメリカ南部。賞金稼ぎのドイツ人歯科医キング・シュルツは、お尋ね者三兄弟の顔を知る黒人奴隷ジャンゴを見つけると、彼の鎖を解き放ち、三兄弟の追跡に繰り出す。その後、ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、彼を賞金稼ぎの相棒にして2人で旅を続けることに。しかし、そんなジャンゴが真に目指す先は、奴隷市場で生き別れた最愛の妻ブルームヒルダのもと。やがて、彼女が極悪非道な農園領主カルビン・キャンディに売り飛ばされたことを突き止めたジャンゴとシュルツ。2人はキャンディに近づくため、ある周到な作戦を準備するのだが…。