アイス・カチャンは恋の味(2010)


 
 
 
マレーシア映画って初めてかもです、たぶん。
私的には良かった、とても。
 
マレーシアで華人が多く住む小さな町の喫茶店の次男坊
ボタック(阿牛 ・アニュウ)は
居候の娘で幼馴染のアンチー(李心潔・アンジェリカ・リー)に片思い。

お転婆で気が強いけど、ちょっと美人のアンチー
おとなしくさえない青年のボタックは、ただ彼女を見守り
こっそりと彼女の絵を描きます。
 
その絵が可愛い。
好きな女の子の好きな笑顔。
いつもじっと見つめて、脳に焼き付けている目
鼻、口、そして髪の毛・・

告白なんかする勇気がない
恋する気持ちをただ絵筆にのせてゆくだけ。
 
誰と喧嘩しても、決して負けないくらい強いアンチー
そんな彼女にとっても、ボタックは安心して気持ちを許せる相手。
彼の前でだけは素直なのです。
 
親子や兄妹より、夫婦や恋人より、見えない絆で繋がってるのに
でも決して結ばれないお互いの予感。
 
とにかくヒロイン役のアンジェリカ・リーが輝いていて素晴らしい。
気の弱いボタックが、彼女の笑顔をただ描くだけの気持ちもよくわかります。

ふたりの初恋、純愛にとにかく胸キュン。
私のハートにも直撃!しました。

でも、本当に好きな相手と結ばれるって難しいものですね

・・この作品であっても。笑
 

 
【あらすじ】NHKオンラインより
少しだけ昔のマレーシア。小さなカフェの次男坊ボタックは寡黙でシャイな少年。一つ屋根の下に暮らす勝ち気な少女ファイティング・フィッシュに恋心を抱いている。もちろん気持ちを伝えることなどできず、思いの丈を絵にこめていた。ファイティング・フィッシュは母に反発し、幼い頃に別れた父親に会いたいと思い続けている。やがて、2人と幼なじみの仲間たちに、人生の次の一歩を踏み出す季節が訪れる。