「あいつは俺の女だ
この世でたった一人の俺の女だ
だからあいつは 俺のために生きなくちゃならねえ
俺は死んだって てめえっちに甘ったれたりはしねえが
あいつだけには違うんだ」
私は麻雀を全くしませんが
する人で、リアルタイムで見た人は
今でも、卓を囲むとこの映画の話題が出るそうです
それだけセンセーショナルな作品だったそうです
シナリオに絵コンテをつけてみせたところ
角川氏が「あなたが監督をやるしかない」と勧めたそうです
「この機会を逃すと二度と監督を勧められることはない」と
和田さんも決意したということ
調子に乗って続編を作ったり、ほかの作品の監督をしなかったことには
和田さんの品性を感じます
ママ(加賀まりこ)が草笛を吹く中で
流れ星がひとつ流れるシーンなど
実に素晴らしい、奇跡のワンカット
DDT散布、紙芝居屋、戦後を再現した画に
いくら稼いでも、死ぬときには何も残さない
それが博打打ち
麻雀のルールを知っている人が見たら
もっと面白いのでしょう
ギャンブルと、男と女を描いた
至高の1本だと思います