ロッタちゃんと赤いじてんしゃ(1992)ロッタちゃん はじめてのおつかい(1993)





原作は「長くつ下のピッピ」シリーズなど
日本でも人気のあるアストリッド・リンドグレーンの児童文学
子ども向けでもあるせいか、とにかく

おうちがかわいい
インテリアがかわいい
ママのお洋服がかわいい
隣のベルイさんちのワッフルがかわいい

北欧は冬が長く、家の中で過ごす時間が長いため
どこのおうちでも家の中を素敵に飾るそうです
庭に散らかっているおもちゃまでセンスがよく感じます







5歳のロッタちゃんは、わがままな反抗期
パパからは「ごうじょっぱり」と呼ばれています
ママと10歳のお兄ちゃんと8歳のお姉ちゃんと5人家族

「赤いじてんしゃ」は、家族でピクニックに行くお話と
ロッタちゃん5歳の誕生日のお話
「はじめてのおつかい」はロッタちゃんが家出するお話と
クリスマスと感謝祭のお話

家族のイベントのたびに、準備不足で
子どもたちを落胆させてしまう駄目パパ





スウェーデンではクリスマスにツリーがないことや
復活祭にたまごのないことが
いかに一大事であるかがわかります
それを偶然にもロッタちゃんが解決してくれるのです

そしてロッタちゃんが大切にしている
豚のぬいぐるみ、「パムセ」がいい(笑)
常にロッタちゃんの愚痴を聞き
地面に叩き付けられ
溺れさせられ
自転車から吹っ飛ばされる

生ごみと間違って、ゴミ箱に捨てられ
ロッタちゃんがごみの収集車のおじさんに
「パムセをぺしゃんこにした!」と言いがかりつけた
本気ぶりには大笑い

しかも病気で寝込んでるというのに
ゴミ箱に捨てたパンを、死ぬほど食べさせられる隣のベルイさん(笑)
この(スキーの)「スラローム」のエピソードが一番好き





スウェーデンは子どもの映画が多いですが
どの作品も子どもの世界を描くのがうまいですね

ここでも、いつもご機嫌斜めで不満だらけという
アンチヒロインなロッタちゃんなわけですが
大人が手を差し伸べることで収拾させるという描写は現実的で
未就学児(特に女の子)のいる親御さんが
子育て教材として見るのもありだと思います

子ども好きの人が見る映画
子どもが苦手な方は、たぶん見ないほうがいいでしょう



【解説】ウィキペディアより
ロッタちゃんと赤いじてんしゃ(スウェーデン語: Lotta på Bråkmakargatan)は、1992年のスウェーデンの映画である。アストリッド・リンドグレーンの児童文学作品を原作として製作された多数の映画の一つであり、「ロッタちゃん」シリーズを原作とした映画としては最初の作品である。

ロッタちゃん はじめてのおつかい(スウェーデン語: Lotta 2 - Lotta flyttar hemifrån)は、1993年のスウェーデンの映画である。アストリッド・リンドグレーンの児童文学作品を原作として製作された多数の映画の一つであり、「ロッタちゃん」シリーズを原作とした映画としては第2作にあたる。