のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009)後編(2010)




イキナリ最終楽章(笑)
ここまでの展開は全くわかっておりません

コミックが原作ということで、作品のほうも漫画チックでしたね
なんちゃってティンカーベルや森の動物たちがドラマを盛り上げ
それなりにうまく融合していたと思います
特にカレーのシーン!この禍々しさは素晴らしい

ヒロインである「のだめ」はパリのコンセルヴァトワール
(音楽、舞踊、演劇、工芸などの文化的価値を保持し教育する文化保全機関)
に留学中
大好きな千秋先輩に、いつか自分のピアノの腕前が追いつき
いつか先輩とコンチェルトを演奏するのが夢

妄想家でドMで適応障害
芸術家に多そうなタイプ

一方の千秋は容姿端麗、頭脳明晰、家事もこなす完璧主義者
こういうお金持ちエリートも音楽家にはいそうなタイプ

本気でピアノの練習をしなければいけないのに
千秋も本気でオーケストラの準備をしなければならないのに

美人ピアニストのルイと共演する千秋に
のだめはやきもちを焼きまくり
すぐに落ち込んでしまいます

確かに、こんなになんでもしてくれる彼氏がいたら
いつほかの女性に取られるかも知れないと
心配でしょうがないでしょうね(笑)

好きな人のためだけに頑張れる
好きな人がいなければ、何もない
そんなオンナノコの心の浮き沈み

竹中直人さんが、ここでもズラネタで(笑)
でもオーケストラの指揮のシーンになると
さすがの貫禄、存在感がありました




外国人が日本語吹き替えで話したり
のだめが人形になったりは、アバンギャルドですね
軽いカルチャーショックを受けます(笑)

ただギャグにするなら、もっとギャグにしたほうがよかったし
ドラマにするなら、もっと感動的に仕上げてほしかったですね
正直、中途半端感は残りました

フランス、チェコスロバキアオーストリアでの撮影
本物のオーケストラの演奏など贅沢なのに、味付けが薄い
やはりイキナリ最終楽章だったのが悪かったのでしょうか(笑)



【解説】allcinemaより
二ノ宮知子の同名人気漫画を上野樹里玉木宏主演でテレビドラマ化し、大ヒットとともにクラシック・ブームも巻き起こした「のだめカンタービレ」を銀幕に昇華、新たなキャストも加わりクライマックスへと突き進む劇場版2部作の前編。ピアノに非凡な才能をみせるエキセントリックな野田恵(通称のだめ)と指揮者を目指すエリート音大生・千秋真一の恋の行方を軸に、おなじみの個性豊かな面々とのコミカルな掛け合いが繰り広げられていく。監督はTV版の演出も手掛けた武内英樹
 プラティニ国際音楽コンクールでみごと優勝に輝いた千秋は、かつてシュトレーゼマンも指揮を務めた“ルー・マルレ・オーケストラ”の常任指揮者となる。しかし、マルレ・オケを偵察した千秋は、まるで覇気のないオケの現状に愕然。近年資金不足のためにリハもままならず多くの団員が辞め、集客率も低下しているという、老舗のオケとは思えない散々な有様だった。一方、コンセルヴァトワール音楽学校)の進級試験を控え、練習に励むのだめ。ある日、指揮者となった千秋から、定期公演でのチェレスタの演奏を頼まれ有頂天に。ところが、ひょんなことからその大役は孫Ruiのものに。落胆しながらも千秋を気遣い健気に振る舞うのだめ。そしてマルレ・オケは、準備不足のまま、ついに公演の日を迎えてしまう。

 二ノ宮知子の同名コミック原作、上野樹里玉木宏主演の大ヒットTVドラマの劇場版・後編にしてシリーズ完結編となる音楽恋愛コメディ。挫折を繰り返しながらも音楽的に成長していくのだめの姿とともに、いよいよ正念場を迎えたのだめと千秋の恋の行方が、これまでよりもシリアスな大人のタッチで描かれていく。
 離れ離れに暮らすことになった、のだめと千秋。やがて千秋には孫Ruiとの共演話が持ち上がる。一方、オクレール先生のもとでレッスンに励むのだめは、どんどん先に行ってしまう千秋に焦りを感じてしまう。そんな中、コンクールに出場する清良を応援するため、峰や真澄ら昔の仲間たちと会場へと向かったのだめ。ピアノ部門で聴いた『ラヴェル ピアノ協奏曲』に心奪われ、いつか千秋と共演するときに演奏したいと強く願う。しかし、その曲は奇しくも千秋とRuiが共演する演目に決まっていた。しかも、のだめがやりたいと思い描いていた通りの演奏を完璧な形で披露されてしまう。それを目の当たりにして、ショックを隠しきれないのだめだったが…。