悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46(2015)




乃木坂46、名前だけは知ってるものの
メンバーの顔をちゃんと見るのも
曲を聴くのも、これがはじめて

AKB48の正式ライバルとして生まれた
乃木坂46の誕生からの4年間を描いたドキュメンタリー

メンバーの幼少時代や私生活を
母親のコメントで進行するというのは特徴的ですね
自分の娘がアイドルになる、それは喜びだけではなく
競争世界の苦しさを、親も同時に味わうということ
そんな心情が伝わってきます

良かったと思いますよ、映像も奇麗ですし
成功した作りだと思います

ファンからも感動した、とにかく泣いた
そんなコメントが多いようですね
女性なら母娘の関係に共感するのでしょう

オジサンは若い女の子のけなげな姿に
胸キュンというところでしょうか(笑)


AKBの曲が、友達とワイワイ、子どもから大人まで
カラオケや宴会でも楽しめる体育会系なら

この作品で流れた、乃木坂46の数曲は
合唱コンクールの課題曲、または吹奏楽団の演奏曲
そんな場で演奏されるのにピッタリ

若者を、頑張れと励ますのです
誰もが寂しく辛いけれど
勇気をもって生きていこう
そんなメッセージ

常に「いい子」であろうとする
アイドルという居場所しか見つけられない少女たち
大人のように「仕事」と割り切れず
プレッシャーがのしかかる





でも、こんな彼女らの中で
10年後、20年後まで芸能界で活躍できる子は
何人いるのだろう

人生の中で、あまりにも一瞬の輝き
あまりにも儚すぎる
それがまた、彼女らの魅力でもあるのだろうけれど

こうやって、生まれ、消えていく
芸能界の刹那を感じられる佳作だと思います



【概要ウィキペディアより
乃木坂46初のドキュメンタリー映画。監督は、乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」から10thシングル「何度目の青空か?」まで10作連続で収録曲のMVを手掛けてきた丸山健志。当初は、2015年5月に公開予定だったが、「新たに追加取材したい人がいる」という理由で、7月10日に延期された。
オーディションやコンサートの舞台裏などグループの活動に密着した映像に加え、メンバーたちへのインタビューや、女優の西田尚美のナレーションによる母親たちからのエピソードも交えている。映画の構成は、オーディションの模様や仕事の裏側などに密着したグループ全体の歴史と、白石麻衣生駒里奈ら個人にスポットを当てた2段構えで、他のグループのドキュメンタリー映画とは異なり、仕事での姿を描きつつもプライベートな人間性にフィーチャーしている。
日本全国46スクリーンで公開され、2015年7月11日・12日の全国映画動員ランキングで初登場9位となった。2015年11月18日、Blu-ray・DVDが発売された。