マリー・アントワネット(2006)



なんとまあ乙女チックで可愛い映像でしょう
こんなケーキ屋さんあったら女性客で繁盛間違いなしです

これは、動くガーリー系のファッション誌
洋服から美術品、壁紙からインテリア
このしつこいまでの装飾のセンスは、好きな人は好き
ポップでフリフリでキラキラ

最近結婚したと話題の「りゅうちぇる&ぺこ」さん世代の方が見たら
胸キュンすると思います

キルスティン・ダンストも「スパイダー・マン」のときは
ずいぶんブスなヒロインだと思いましたけれど(ごめんなさい)
以前よりはかなりチャーミングになっていて驚きました
色気はなかったけど

しかし、ファッション映画としてならいいかも知れませんが
マリー・アントワネットを描いた史実モノとしては
明らかに失敗作としかいいようがありません

もし、デュ・バリー夫人との関係をもっとドロドロ
民衆の怒りもあらわに、ラストをギロチンで終わらせたなら
もしかしたらギャップから生じる面白さがあったかも知れませんね


でも、セブンティーンやポップティーンが好きで
可愛いものに目がない女の子や
パティシエを目指す若い人には、きっと参考になるものがあるはず

ちなみに、おじさまは見ないほうがいいかと思います(笑)



【解説】allcinemaより
 「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督が、世界一有名な王妃マリー・アントワネットを主人公に描く歴史ドラマ。わずか14歳でフランス王家に嫁ぎ、以後24時間衆人環視の不自由な日常に晒されることになる一人の少女の苦悩と孤独に焦点を当て、ヒロインの心の軌跡をコッポラ監督ならではのガーリー・テイスト全開のおしゃれでポップなタッチで綴ってゆく。フランス政府の協力の下、実際のヴェルサイユ宮殿での大規模な撮影が実現したことでも話題に。主演は「スパイダーマン」シリーズのキルステン・ダンスト
 14歳のオーストリア皇女アントワーヌは、母マリア・テレジアの意向によりフランス王太子のもとへと嫁ぐことに。フランスへ渡り、王太子マリー・アントワネットとして、ヴェルサイユ宮殿での結婚生活に胸をふくらませるマリーだったが、その実態は朝から晩まで大勢のとりまきに監視され、悪意に満ちた陰口に傷つく日々だった。さらに、15歳の夫ルイはまるで彼女に興味を示さず、世継ぎを求める声がプレッシャーとなってマリーにのしかかる。そんな孤独や不安を紛らわそうと、おしゃれや遊びに夢中になり贅沢三昧を繰り返すマリーだったが…。