「あんたの命を買う」
「いくら出す?」
「十両」
「十五両」
「売った」
「買った」
120人斬り
最後まで勝新さんの殺陣が見れなかったのは残念でしたね
でも勝新さんが殺陣をやったら
ほかの役者さんとの差が付き過ぎてしまいますか(笑)
中尾彬さんの悪人ぶりは最高!
原田芳雄さんは刀を持ちすぎなうえ(笑)
肝心なシーンでフラフラでメチャクチャ
相当鍛えている身体が生かされていません
(負け犬感はよく出ていましたけど)
牛裂きで時間を争うような絶体絶命なときに
白装束に着替えてくる石橋蓮司さんに
これで無敵なのは、漫画です(笑)
もしこれが、ダメダメな酔っ払いヒモ男が
惚れた女のためだけには、命を捨てる覚悟で
刀を抜いた時にキラリン☆と輝く
そんな展開のほうが良かった
最後までモタモタしてると感じたのは
私だけなのでしょうか
牛裂きなのに!
それでも、過去の作品は見ていませんが
3回のセルフリメイクに1回の総監修とは
マキノ監督にとって愛着の深い作品なのでしょう
浪人、夜鷹、旗本・・
武士社会が生んだ格差や歪みは
現代にも通じるものがあるかも知れません
間伸ばしせず、もう少しコンパクトに編集したら
もっと傑作になったような気もします
オリジナル版のほうも、いつか見てみたいですね
【解説】allcinemaより