ミーン・ガールズ(2004)





「ミーン・ガール」(意地悪女)


学園コメディですけれど、なかなかの秀作だと思います
女社会の「あるある」な面倒を、実にうまく描いているのです

なんで仲間とつるむの?
なんで嫌と思っているヤツと仲良くしてるの?
なんで目立ちたいの?

だけれどオンナって、かかりつけの病院から美容院から
スーパーの特売品、学校の先生の評価
遊び場スポット、美味しいレストラン、あることないこと

ネットより確かな情報は口コミ
仲間がいなければ、情報も入らないのです

だけど、毎日ナカヨシでつるんでいたら
嫌いなトコロも見えてくる

こっそりバレないように、裏細工されてしまう
イジメの始まりです

主人公のケイディ(リンジー・ローハン)の両親は動物学者
アフリカでの研究のため、学校へは行ったことがない彼女が
両親の仕事で、母国のアメリカに戻り初めてハイスクールに通います

だけど馴染めずひとりぽっち
そこに、レズビアンのジャニスとゲイのダミアンの
ちょっと変わった2人が、いろいろなアドバイスをしてくれます

学園で最強で最低なな美女グループ
ピンクな衣装の「プラスチックス」の存在も教えてもらいました

プラスチックス」のカリスマ的存在のリーダー
ジーナは超豪邸に住む超お金持ち
彼女に気に入られたケイディは「プラスチックス」の仲間入り
そして招かれたれた家で、学園のみんなの秘密を暴いた
「悪口ノート」を発見してしまいます

チョットは友達だと思っていた
だけどケイディが一目ぼれしたアーロンを
ジーナは「仲を取り持つ」と言って奪ってしまうことから
ケィディのレジーナに対する復讐がスタート

それは行き過ぎたものでした

相手の苦しむ姿に笑って
その時は、確かに気分は晴れたのでしょう

でも、自分が最低の女になったことに気が付きます
意地悪とは、なんの意味もないものだと

女の子同士の関係が、わかりやすく描かれていますね
学校の先生必見
校長先生はオバマ首相にそっくりさん(笑)

お気に入りかどうか迷うところでしたが・・

番外でしょう
さすがにティーン女子向けでした(笑)



【解説】allcinemaより
フォーチュン・クッキー」でブレイクした全米ティーンのアイドル、リンジー・ローハン主演の学園シニカル・コメディ。アフリカ暮らしが長く、高校で初めてアメリカの学校に入学したヒロインが、学園内に存在する様々なルールに戸惑い、いつしか学生同士の派閥対立に巻き込まれていくさまをコミカルに描く。監督は「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ。脚本は、女優業の傍らTV「サタデー・ナイト・ライブ」のメイン作家としても活躍する才女ティナ・フェイが担当。ちなみにタイトルの“ミーン”とは“意地悪な”という意味。
 ケイディ・ハーロンは両親が動物学者だったことから、15歳になるまでアフリカのジャングルで天真爛漫に育ってきた女の子。16歳にして初めてアメリカの学校に通うことになったケイディ。それまでは自分のことを“普通の女の子”と思っていたケイディだったが、初めての学園生活は右も左も分からず、戸惑うことばかりで周囲から浮きまくり。しかし幸いにもすぐに2人の友だちができ、ケイディは学園のはみ出し者的なその2人から色々なルールを学んでいく。そんな矢先、ケイディは学園でもっとも幅を利かせた女の子3人組に気に入られ、彼女たちのグループの仲間入りを果たすのだが…。