長い裏切りの短い物語(2012)




何となくタイトルがかっこいいなあという
そんな理由だけで鑑賞しました。笑

内容は面白さも盛り上がりもイマイチでした。
序盤はほとんど話さえ見えなくて。
もしかしたらこの暑さのせいで
頭が回らないだけかも知れないのですけれど。笑

でもヒロインが男性を誘い込むシーンは印象的でした。
脱いだ靴を1足玄関の前に落とす
それを男性に拾わせるのです。
でもこれ、「いい女」がやらないと似合いませんね。笑


トリノの小さな銀行の顧問弁護士として働いていたジュリオ
経営者から特殊な仕事を頼まれます。
その直後、銀行は大手ニューライト銀行に乗っ取られ
新らしく経営責任者となったのセシリアの命令で
一緒に南米のケマダに行くことになります。

上司の突然の死、謎の金髪美女の登場
何が何だかわからない。

ケマダでガイドの女性に逢ったことでやっと物語は進展します。
塩とリチウムを独占すること。
それがニューライト銀行の目的だったのです。

採掘権のため大統領に賄賂を渡すセシリア。
しかし大統領は賄賂だけを受け取り
書類の不備を理由に断ります。

採掘権は買収した銀行が持っているのです。
しかしその契約書が見つからない・・

契約書が隠された場所の鍵を握るのはジュリオ。
なんとか手に入れたいセシリア・・


私たちにとってリチウムといえば電池というイメージ。
しかし軍需産業にとっては武器の燃料や
核兵器を作るために必要な材料なのだそうです。

現実にも世界のリチウム市場は
少数の供給企業よる寡占状態ということです。
できれば破壊のためではなく
環境を守るために役立ててほしいですね。
武器を売るためにどこかで戦争をさせるのは
もう終わりにしていいと思います。



【内容】キネマ旬報社より
南米のリチウム採掘権をめぐる陰謀の真相を追うサスペンスアクション。弁護士のジュリオは、依頼を受けた銀行が突然吸収合併され驚く。経営者も自殺し動揺する中、ジュリオは新しい経営責任者・セシリアから南米への出張に同行するよう命じられる。