鷲と鷹(1969)





キャラがいいです。
それだけでおなか一杯になります。
濃い。笑

開拓民の町を行き来するために
川の渡し船「はしけ」を作った船頭のトラヴィス
町にやってきた凶悪な強盗団から開拓民を守るため
対岸へ住民を逃がします。

鉱山町の銀行を襲い、銀貨と軍から大量の銃を略奪してきた
レミー率いる強盗団はメキシコに逃亡するため
はしけがどうしても欲しい。
ラヴィスとの駆け引きが始まります。

レミーの片腕でインテリのマルケットもいいし
荒くれどもの手下たちもそれぞれ個性的。

ラヴィス側は友人のマウンテン・フィルが
ちょっと中年太りだけど強くて雰囲気あります。
ラヴィスの恋人で野性的な美女なノーラも
人質になってしまった夫のために身体を張るアンナも
女性的な魅力的を発揮しています。

金を分けて解散して逃げようというマルケットに
みんなで逃げて自分の帝国が作りたいと
はしけにこだわるレミー
しかしはしけがあるのは川の向こう
マルケットはいかだを作って川を渡る提案をします。

はしけVSいかだの銃撃戦
私は珍しさもあり、結構楽しめました。
はしけを移動させるロープを引くトラヴィス
「早く!早く!いけいけ!逃げろ~」と
応援する気分になりましたもの。笑

でもマウンテン・フィルとマルケットは
殺さないで欲しかったな。

西部劇の名作で味わうようなゾクゾク感まではなかったけれど
それなりに楽しく最後まで見れました。



【解説】allcinemaより
アリゾナを荒らす強盗団が、ロンリー・デルという新興の町にやってきた。メキシコ国境近くのその町には大きな川が流れており、唯一の交通手段はトラヴィス(クリーフ)が操る艀だけだった。少ない住民を対岸に逃がし、強盗団の首領ジェイク(オーツ)と対峙するトラヴィス……。川を挟んだまま、クリーフ、オーツという男臭い二人の役者が激突する、という設定は良かったのだが、脚本・演出が平板すぎる。