櫻の園 -さくらのその-(2008)


 
 
名門のお嬢様ばかりの女学校って憧れますね。
挨拶は「ごきげんよう
真面目な髪形に制服姿だけれど時計やポーチ、ハンカチなど
小物は一流ブランドみたいな。笑
 
もし私に女の子がいたら私立のカトリック系なんて
お受験させていたかもしれません。
でもいいんです、男子だから
学区内の公立で勝手に逞しく育ってくれ。
 
杏ちゃんに、上戸彩ちゃんに、大島優子ちゃんに、武井咲ちゃん・・・
華やかでしたね。
女学校に杏ちゃんみたいな女子高生がいたら確かに女子からモテモテでしょう。
ユニセックス的な魅力にカリスマを感じます。
でも華やかで、可愛くて、若い・・・
ただそれだけの作品になってしまったのは残念です。
 
ヒロインの桃の描き方に魅力がないのです。
なんの努力もしないでいきあたりばったり・・・
ただただ自己チューなだけ。
 
「スィングガール」や「フラガール」のような
爽やかさや一生懸命さが全くありません。
挫折もやり遂げた達成感も感じられないために
感動しないのです。
なんだかもったいなかったですね。
 
美しい桜の並木は山形県で撮影されたというもの。
とても綺麗です、お花見に行きたくなりますね。
 
まあ、女学校とか、お嬢様とか
そういう雰囲気を味わうだけの作品でしょう。
実際は女子の世界、もっとドロドロしているかも知れないけれど。
 

 
【解説】allcinemaより
人気少女漫画家・吉田秋生の名作コミックを、TVドラマ「ライフ」福田沙紀主演で再映画化した青春学園ストーリー。「落語娘」の中原俊監督が前作に続いて再びメガフォンをとり、現代の女子高生の物語として装いも新たに撮り上げた。桜の木に囲まれたお嬢様学校を舞台に、多感な女子高生6人が学校で禁止されているチェーホフの『桜の園』上演をめぐって織りなす青春模様を瑞々しく綴る。
 幼い頃からバイオリニストになることを目標に人生を送ってきた女子高生の結城桃だったが、ある時、その夢をあきらめ、東京の音楽学校から故郷の名門私立女子高校“櫻華学園”へと編入してくる。しかし、伝統に囚われ規則だらけの校風に早くも苛立ちを覚える桃。そんなある日、今は廃部となっている演劇部の部屋に潜入した桃は、そこでチェーホフの『桜の園』の台本を見つける。それは、かつては創立記念日に上演するのが櫻華学園の恒例行事だったが、ある事情から今では禁止されていた。そのことを知った桃は、『桜の園』を復活させようと行動を起こすが…。