怪獣大戦争(1965)

 
 
・・・X(エックス)星人。
これはどうコメントしていいものか・・
今見ても十分新しいキャラですが。笑
 
しかも「美人なほうがいい」という正直すぎる理由で
女性はみんな同じ顔に同じ髪型。
今だったら間違いなくどこかの政党から抗議されるでしょう。
 
なんというか、なにもかもがシュールでした。
 
ゴジラのシェーの連発に
岩におとなしく座り込むゴジララドンなどは
かなりコメディタッチですね。
子ども向に設定されているのでしょう。
 
それでも工場が壊されたり
日本家屋か風に吹き飛ばされるシーンは
時代を考えればかなりの上出来。
(なのにUFOは思い切りチープなんだよなあ。笑)
 
音楽はとても迫力ありました。
怪獣大戦争マーチ」はシリーズの中でも
最高の名曲と評価されているようですね。
ゴジラファンはこの曲を聴いただけで感動で失神しそうになるとか。笑
 
P1号のグレンパイロットの流暢な日本語に
この人は日本生まれのアメリカ人なのねと信じていたのに
納谷悟朗さんの吹き替えだったんですね。笑
口の動きと本当にぴったり!納谷さんスゴイっ!
 
怪獣に宇宙人にUFOに美女・・
男の子が見たら、たぶん夢とロマンある世界なのでしょうね。
100%中年女子の見る映画ではないでしょう。
(最後まで見たけどさ。笑)
 

 
【解説】allcinemaより
木星に13番目の衛星、X星が発見された。調査に向かった富士とグレンは、そこにキングギドラの脅威にさらされたX星人がいることを知る。彼らはギドラ撃退のために、ゴジララドンを借りたいと訴えた。だが二大怪獣にコントロール装置を埋め込んだとき、X星人はギドラを含め、三体の怪獣を使って地球征服に乗り出したのだった……。
 古くからのシリーズファンには“ゴジラのシェー”で有名な作品。恒例となった怪獣同士のバトルもあり、怪獣映画としての出来もいいが、ストーリーはグレンとX星人の女性・波川の恋愛話に力点が置かれている。X星人の地球侵略部隊が滅んだ途端、バトルの決着があっけなく付いてしまう。超兵器としてAサイクル光線車が登場。71年には東宝チャンピオンまつりの一作として『怪獣大戦争 ゴジラキングギドラ』と改題改訂され、アニメ『アタックNo.1 涙の不死鳥』『いなかっぺ大将』『ムーミン』『みなしごハッチ お月さまのママ』と共に上映された。
【登場怪獣】ゴジララドンキングギドラ