トゥームストーン(1993)


 
 
「酔ってて二人に見えるだろう?」
「そのために二丁持ってるのさ・・・」
 
ヴァル・キルマーのドク・ホリディと
マイケル・ビーンのリンゴがとにかく良かったです。
 
私、大大ファンだったのです。
(今言うとハズカシイですが。笑)
超お久しぶりで見れてそれだけでも感謝感激。
今でも凄くカッコよくってびっくりしました。笑
 
ヴァル・キルマーのハンサムぶりは
肺病というよりはヴァンパイアに見えてしまいましたが。
まあどっちでもいいです、いい男なので。笑
 
このふたりの対決が良いのです。
リンゴが外国語を話せばドクが切り替えし
リンゴが銃の早回しの芸を披露すれば
ドクはコーヒーカップで対抗する。
そしてラストの決闘・・・最高ですね。
 
「ワイアット・アープ」と比較され
圧倒的にこちらの「トゥームストーン」のほうが面白いと評判のようですね。
勧善懲悪な復讐ものなので映画のストリーに入りやすく感情移入しやすいので
やはりこちらのほうが単純に面白いでしょう。
でも「ワイアットアープ」を先に見ていたおかげで
物語の背景や当時の女性の立場などがわかり、より楽しめました。
私は「ワイアットアープ」もまた描くべき作品だったと思います。
 
そしてやっぱりOK牧場シリーズの魅力はドク・ホリディにあり!ですね。
インテリでアル中で賭博師
そしていつもイイ女を連れている。
だけれどやるときにはやる。
男のロマンでしょう。
(たぶん。笑)
 
欲を言えば、ワイアットのロマンスより
ワイアットとドクの友情のほうにもっと重点をおいたほうが
良い作品になったような気がします。
過去の名作のように。
 

 
【解説】allcinemaより
94年は、何度目か分からぬ西部劇リバイバルに沸き、「ワイアット・アープ」などに思いっ切り落胆したが、それと競作でア-プとOK牧場の決闘を扱った本作は、とりあえず観てる間は幸福な気分にさせてくれるBダッシュの仕上がり。史実にかなり忠実に作られたとかで、OK牧場のドンパチはあっという間に終わる。それ以外の拳銃沙汰がいろいろと紹介され、流れの保安官アープ一家の苦労も描かれる。ご存知ドク・ホリディにV・キルマー。やはり、彼がかなりの場面をさらい、M・ビーン、B・パクストンと、中堅どころが多く出ているが、あまり印象に残らない。こちらのワイアットはK・ラッセル。ヒゲは、コスナーよりこちらの方が、断然よく似合う。W・A・フレイカーのカメラが、荒っぽくて煙たくてスピーディーでよろしい。その部分だけでも、西部の砂塵を感じさせない自称“ウェスタン”より、幾分マシに見せる。冒頭の、古典「大列車強盗」の引用も、ファンならば嬉しい限り。