助太刀屋助六(2002)


 
 
 
岡本監督の遺作ということです。
なんとなく西部劇っぽい時代劇という印象でしたが。
岡本監督は西部劇の大ファンなんだそうですね。
(私と同じだぁ~。笑)
 
ひょんなことから、他人の仇討ちを助太刀してしまったことからやみつきになり
それを稼業とする「助太刀屋」になった助六真田広之)。
 
ただ真田広之さんも、鈴木京香さんも、役の割には年齢がいき過ぎていた感は
隠せませんでしたね。
それでも真田さんの軽快でイキがいい身のこなしはさすがでした。
仲代達矢さんの目ヂカラが効いた存在感も、往年の時代劇映画ファンには
たまらないでしょう。
でもなんといっても、岸田今日子さん。味があってオトボケたっぷりで
良かったです。
 
90分の尺なので、やはりこれくらいの短さは見やすい。
コメディタッチですし、軽く見れる作品でした。
でも、できればもう少し仲代さんや真田さんのチャンバラシーン
欲しかったですね。
 

 
【あらすじ】allcinemaより
大御所・岡本喜八監督が「EAST MEETS WEST」以来6年ぶりに手がけた作品は、仇討ちの助太刀を生業とする男が主人公というコメディ・タッチの時代劇。出演は「EAST~」に続いて登場の真田広之鈴木京香仲代達矢という面々。「ジャズ大名」でも岡本喜八とコンビを組んだ山下洋輔のジャズが全編を彩る。
 故郷を捨てて江戸を目指していた助六は、旅の途中に巻き込まれた仇討ち騒動で助太刀をする羽目になる。だが、お礼として多くの報酬を受けたことから助太刀家業を思いつく助六。諸国をめぐり、他人の仇討ちに首を突っ込んではお礼をいただくという生活が始まった。やがて7年の月日が流れ、多少の蓄えを手に故郷に戻る助六だったが、そこでまさに仇討ちが行われようとしていた。だが助六の期待も空しく、仇討ちの助太刀がすでに二人もいること知る。出番を失った助六が昔馴染みの棺桶屋に行くと、そこに当の仇討ち相手がいたのだが……。