追憶(1973)


 
 
 
考え方や生き方が違う二人が、愛し合い、別れ、そして再会する物語。
 
左翼思想に傾倒し学生運動に励むケイティ(バーブラ・ストライサンド)と
それとは正反対に、政治的主義には全く興味を示さないハベル(ロバート・レッドフォード)。
大学卒業後の第二次世界大戦中のニューヨークで、ケイティは
海軍大尉となったハベルと偶然再会します。
彼女でなくても、この軍服姿のレッドフォードを見たら
お持ち帰りしたくなる女性は多いでしょう。笑
ふたりは愛し合い、そして主義主張が違うためにぶつかり合います。
 
それでも別れられずに結婚し、ケイティは妊娠します。
しかし彼女の政治的思想による運動と、頑固で激情型の性格は
ふたりの関係に亀裂を生み、ハベルの映画脚本家としての仕事にまで影響を
及ぼすようになります。
そしてハベルは、昔付き合っていた女性と浮気をしてしまいます。
 
「出産まで一緒にいて・・」
 
娘の出産、そして別離。
ラストに、ホテルの前で再会するシーンは秀逸です。
愛し合いながら別れた悲しみ、二度とヨリを戻せない切なさが滲みでていて
ジーンときます・・・
 
とはいえ、ケイティのような性格の人間とうまく付き合うのは、難しいですよね。
ちょっとの失敗や失言をしただけで、言葉の攻撃でコテンパンに
打ちのめされそうで。
 

 
【あらすじ】yahoo!映画より
大戦直前の37年の大学反戦運動に端を発し、戦争末期の愛の再燃、結婚、そして、お互いの立場の違いを理解しての離婚、そして……と約20年にも及ぶ男女の過程を大河的に描いたラブ・ロマンス。