きみに読む物語(2004)





「これを読むたびに私は戻ってくる」


ラブロマンス好きにはたまらない作品でしょう。
恋愛映画の王道的ストリー。

男性は女性より初恋の相手を忘れない。
何十年たっても「もう一度逢ってみたい」
そういう願望を持っているような気がします。

材木工として働くノアはひと夏の間避暑にやってきた
令嬢アリーに一目惚れし猛アタック。
ふたりは愛し合いますが彼女の両親によって引き裂かれられます。

それでもノアはアリーと約束した家を作ります。
再会したふたりは再び燃え上がる・・
だけどアリーには婚約者がいました。
身分もふさわしく、やさしく愛してくれるロン。

ふたりの愛の間で心が揺れるアリー。

「アイツを撃ち殺すか、アイツをブン殴るか、君と別れるか・・」
私の場合は、もしロンが嫌味な奴だったら
もっと感情移入できたのではないかと思います。
でも、こんな誠実でいい人を裏切ってしまうなんて・・

でも、ノアの語る物語だと思っていたのが
実はアリーの残したノートブックというくだりは
やはり感動しましたね。

「きみが望むならぼくは鳥だ」
愛のために、相手の望むものになる。
そして一緒に人生を尽きる・・・
純愛映画好きには超お勧め作品だと思います。

でも、もし自分が自分の恋を
ノートブックに書き綴るとしたらどうでしょう。
私は叩けばいっぱい埃が出るのでやめておきます。笑



【解説】allcinemaより
「メッセージ・イン・ア・ボトル」の著者ニコラス・スパークスの長編デビュー小説を映画化したラブ・ストーリー。運命的な恋に落ちながらその関係を引き裂かれてしまった一組の男女の、時を経た永遠の愛をロマンティックに描く。監督は「ジョンQ-最後の決断-」「シーズ・ソー・ラヴリー」のニック・カサヴェテス
とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。