この作品は10代の頃に観て、大好きになった作品です。
単純な私にはピッタリの内容で。
私にとってのグレン・ミラーはジェームス・スチュワートであり
本物のグレン・ミラーの顔をなにかで見たときには
「これ誰?」と思ってしまいました。笑
真夜中に彼女の家に訪れイミテーションの「真珠の首飾り」のプレゼント。
公演先で彼女に電話をもらうための電話番号「ペンシルバニア6-5000」
ラストにラジオから流れる「茶色の小瓶」
グレン・ミラー(ジェームズ・スチュワート)と妻ヘレンのエピソードと
グレン・ミラーオーケストラのヒット曲を軸に、物語は展開します。
スイングジャズに詳しくない私でも、聞いたことがある曲ばかり。
新婚の夜に地下のジャズ・クラブに
ルイ・アームストロングの演奏を聴きに行くシーンも良かったですね。
しかし、楽団が解散し、ヘレンが流産してしまい入院する場面はショックでした。
哀しいはずなのに、けなげにも笑顔を見せるヘレンにウルッときます。
「あなたは愛してるって言ってくれたことがないのね・・・」
「そんなこと、知ってると思ってた」
「女は、それを聞きたいものなのよ」
「そんなこと、知ってると思ってた」
「女は、それを聞きたいものなのよ」
この作品、内容的には妻役のジューン・アリスンのほうが主役で
とにかく彼女が良いですね。
辛いときや苦しいときでもグッと堪える潔さ。
堅実ながらユーモアのある彼女の姿に、爽快感を感じます。
純愛映画や音楽好きな方には、オススメな作品でしょう。