ウホッホ探検隊(1986)


 
 
タイトルからは、楽しいコメディ作品を連想してしまいましたが全く違いました。
研究職で単身赴任している夫(田中邦衛)から「女・・・いるんだ」の告白。
 
浮気を妻に告げる男性の気持ちはわかりませんが。
妻の気持ちはこうでしょう。
「女として負けた」・・
 
子育てに、家事に、仕事にと、家庭のためにひたすら頑張ってきたのに
夫が求めていたのは、妻や母親ではなく、「女」だったのです。
 
「(離婚は)好きなようにしていいよ」
夫は優柔不断、妻(十朱幸代)は子ども優先、若い愛人(藤真理子)は戦闘態勢。
 
とはいえ、生涯ひとりきりの人間だけを愛する人間のほうが
たぶん少ないですよね。
でも、本当の愛情とは奪うより与えるものではないかと私は思います。
 
息子役のふたりの男の子の太郎(村上雅俊)と次郎(本山真二)が
とても良い子でしたね。
まさしく両親想いで、頭が良い理想の子ども。
 
この夫婦、きっと最後はヨリを戻すのでしょう。
結婚と恋愛は違うのです。
 

【あらすじ】yahoo!映画より
インタビュアーの仕事をこなし、中学生と小学生のふたりの息子と暮らしている榎本登起子。単身赴任中の夫から愛人がいることを告げられる。やがて、離婚を決意し、そのことを子どもたちにも伝える。子どもたちも登起子の気持ちを理解し登起子をバックアップしていく