素直な悪女(1956)

 
 
それにしてもなんでブリジットは
いつも裸足にさせられているんでしょう。
素足がヴァディム監督の趣味なのかな?
 
しかしヒールなしでこの脚線美はたいしたものです。
エストの位置の高いこと、高いこと。
髪の毛なんかボッサボサ
洋服なんて汚れて布巻いたみたいなの
なのにこんなに可愛い、可愛い。
素晴らしい、本物です。
 
18歳のジュリエット(ブリジット)は
美人だけれど誰とでも寝てしまったり
働いている書店の仕事をサボったり、ちょっとふしだらな女の子。
 
そのジュリエットに心を寄せている3人の男性。
酒場を経営し、地上げでホテル建設を企てている
お年だけれど紳士で金持ちのエリック。
ドックを経営している3兄弟の長男アントニーと次男のミシェル。
 
アントニーはジュリエットと遊びで付き合っていましたが
ジュリエットは心のやさしいミシェルと結婚します。
だけれどアントニーと浮気をしてしまうどうしようもないジュリエット。
 
たくさんの男が寄ってくる魔性の女・・
だけれど彼女は誰より孤独なのです。
友だちが欲しいと泣く。
 
実際にこんな美女がいたとしたら男性にモテるでしょうし
なかなか同性の親友はできにくいと思います。
もし友だちだったら、間違っても自分の彼氏は紹介できません。笑
 
この作品も一言で言えばブリジットを鑑賞する・・・
ほぼそれだけの映画。
それだけで最後まで見れちゃうんだからスゴイですよ。
 

 
【解説】allcinemaより
ヴァディムの監督デビュー作で、当時愛妻だった22歳のバルドーが主演し、そのニンフ的魅力で一躍人気スターの座を確実にした。18歳の孤児ジュリエットは、酒場の主人の初老男(C・ユルゲンス)を手玉に取り、プレイボーイ(C・マルカン)とその病身で弱気な弟ミシェルまで翻弄するが、一旦は兄に傾きながら、健気な弟を愛するようになる。弟役のトランティニャンがまだウブなのでびっくりするだろう。ともかくバルドーの美しき姿態と悩ましき秘波には、その手の刺激には慣れっコのつもりの90年代の男としても参っちまうんであります。彼女って元祖コギャル?。「可愛い悪女」として後にリメイク。