「やっと殺すに足る男に出会えた」
世に知られる「アーサー王と円卓の騎士」物語は
「王様の剣を抜く」程度の知識しかないのが幸いしたのか
私はそれなりに楽しめました。
黒沢明監督の「7人の侍」を、とってもハンサムでカッコよくして
西洋版歴史劇にしたようです。
7人の騎士それぞれに個性があってキャラが立っています。
二刀流も痺れるし、顔にかかる巻き毛もいい。笑
トリスタン(マッツ・ミケルセン)の優雅な立ち振る舞いもステキ。
このふたりの顔立ちは乙女のみなさん、釘付けです。笑
敵であるシンリック(ティル・シュヴァイガー)の悪役も堂に入ってなかなか・・
「私なら助けなかった」
騎士たちの軽口なセリフもかっこいいのです。
軍装の衣装もかっこいい。
かっこいい、かっこいいって、それだけの映画なの?と聞かれたら
それだけだったかも知れません。笑
アーサー(クライヴ・オーウェン)とグウィネヴィア( キーラ・ナイトレイ)が
恋に落ちたのと、彼女が戦士になって弓矢の達人だったのは唐突でしたね。
ラストの結婚式も「ロード・オブ・ザ・リング」そのままみたいで
なかったほうが良い気がします。
死んでいったランスロット、ダゴネット、トリスタンに
哀悼の意を示したような静かなラストのほうが
もっと感動できたような気がします。
恋人より、親子より、強いきずながあったかも知れない仲間だったのですから。
互いに命を懸けてきた友だったのです。
音楽はとても映像にマッチしていてよかったですね。
エンドロールで流れた歌もロマンチックでGOOD
素敵な余韻を残してくれました。
【解説】allcinemaより
大ヒットアドベンチャー「パイレーツ・オブ・カリビアン」を手掛けたプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが西洋文史上最大の伝説“アーサー王と円卓の騎士”の物語に挑んだ歴史スペクタクル・ロマン。“救世主”となることを宿命づけられた英雄アーサー王の愛と闘いを壮大なスケールで映像化。監督は「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア。出演は「すべては愛のために」のクライヴ・オーウェンと「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ。
ローマ帝国の支配下にあったかつてのイギリス、ブリテン。そこでは帝国からの独立を求めるブリテンのゲリラ=ウォードと、残虐な侵略者であるサクソン人との間で激しい戦闘が繰り返されていた。ブリテンの血をひくアーサーは、この時ローマ軍の司令官として無敵を誇る<円卓の騎士>を率いて“ハドリアヌスの城壁”の死守に当たっていた。しかし、衰退の途にあったローマ帝国はブリテンからの撤退を決定、アーサーにはローマ教皇の名の下、サクソン人に包囲された北部の地からローマ人一家を救出せよ、との過酷な最後の指令が下される。しかしアーサーはそこでローマ人により不当に囚われていたブリテン人の美しく勇敢な女性グウィネヴィアを救出する。グウィネヴィアは、ローマ帝国に仕えてブリテン人と戦うアーサーを非難、サクソン人の前に滅亡の危機に瀕したブリテンのために一緒に戦うよう迫るのだった…。
ローマ帝国の支配下にあったかつてのイギリス、ブリテン。そこでは帝国からの独立を求めるブリテンのゲリラ=ウォードと、残虐な侵略者であるサクソン人との間で激しい戦闘が繰り返されていた。ブリテンの血をひくアーサーは、この時ローマ軍の司令官として無敵を誇る<円卓の騎士>を率いて“ハドリアヌスの城壁”の死守に当たっていた。しかし、衰退の途にあったローマ帝国はブリテンからの撤退を決定、アーサーにはローマ教皇の名の下、サクソン人に包囲された北部の地からローマ人一家を救出せよ、との過酷な最後の指令が下される。しかしアーサーはそこでローマ人により不当に囚われていたブリテン人の美しく勇敢な女性グウィネヴィアを救出する。グウィネヴィアは、ローマ帝国に仕えてブリテン人と戦うアーサーを非難、サクソン人の前に滅亡の危機に瀕したブリテンのために一緒に戦うよう迫るのだった…。