有名ですよね、タイトルだけなら知らない人はいないでしょう「二十四の瞳」。
私も小学生の頃、児童文学用のものを読んだことがあります。
しかし自分の記憶には「小豆島若い女性教師と
12人の子どもたちの温かい交流」しか残っていませんでしたが
実際の内容はもっと奥の深いものでした。
女性の社会進出、師弟愛に家族愛、貧困や軍国教育・・・
小学唱歌や童謡を楽しげに歌う子どもたち。
それはやがて軍歌に変ります。
「なんでそんなに戦争が良いの?」
「泣きみそ先生」とあだなをつけられ、死んだ教え子のことを思って泣く先生。
この作品でいちばん凄いのが、小学1年生の子どもたちから
6年生になった子どもたちと、その後も成長した顔や姿がそっくりなことです。
もちろん別人なのでしょうが、よくここまでそっくりさんを見つけたなと
思います。
そのことが物語にとても感情移入しやすい。
特殊メイクなしで、若かりし日から初老までを演じる高峰さんも凄いです。
相当なダイエットをしたのでしょうね・・
日本映画が誇る傑作。
でも、ちょっと長かったな。
【あらすじ】yahoo!映画より