抱かれた花嫁(1957)


 
 
このタイトルはなんでしょう?
思わず、新妻がなにかイケナイことでもしてしまうストリーなのかと
思ってしまうでないですか。笑
抱かれたどころか、花嫁のひとりも出てきません。
これなら「花嫁は2度死ぬ」でも「さすらいの花嫁」でも
何のタイトルだっていいじゃん・・。
 
それはおいといて。笑
 
戦争未亡人ですし屋を切り盛りする女将(望月優子)。
どこの親とも一緒で、子どもたちに対する期待は大きい。
なのにどこの家庭とも一緒で、子どもは自分の思う通りにはなりません。
 
女将には、すし屋を継ぐために自らの夢を諦め、また別れた恋人がありました。
その恋人との再会するときだけは、いつも怒り心頭の女将がまるで少女のように
変身します。
 
私たちも同窓会などで学生時代の友人と再会したりすると
自分の年齢を忘れて、思わず10代の頃にタイムスリップした気分に
なりますよね。
なので女将がかって好きな男性の前では娘に戻ってしまう心情って
なんとなくわかる気がします。
 
アトミック・ガールスのライン・ダンス・・
当時を知る人には懐かしい作品なのでしょうし
また貴重な映像なのかも知れません。
 

 
【あらすじ】NHKオンラインより
女手一つで3人の子供を育てたすし店のおかみと、成長した子供たちの心のすれ違いを描いた人情喜劇。劇場の座付き作者となった長男、大学生の次男はいずれも店を継ぐ気がなく、娘の和子に婿を取らせようと見合いの席を設けた母ふさ。だが、和子にはすでに意中の人がおり、まじめな次男にも恋人がいることがわかり、大げんかとなってしまう。松竹の大型映画(グランドスコープ)第1作で、「花嫁」シリーズの第1弾でもある。