SPY×FAMILY Season 1 (2022)

原作は「少年ジャンプ+」にて2019年から連載されている

遠藤達哉による同名漫画

今やどこに行っても見かけますね（笑）

なんとIMDbでも8.4という高評価

（IMDbでは8以上名作、8.5以上超名作、9以上歴史的名作という基準）

試しに見てみたら想像以上に面白かったです（笑）

大人が見ても充分楽しいというか、むしろ大人に見てほしい

基本ギャグで、血を見るシーンも多々ありますが

やさしさとか、思いやりとか

今の私たちに欠けているものがいっぱい詰まってる

なにより言葉の選び方がうまい

20年前にこの作品に出会っていたら

私の子育ても、もっと上手くいったと思ったくらいです（笑）

東人民共和国（東国、通称オスタニア）の首都バーリントで

「WISE」（西国情報局対東課ワイズ）の

凄腕エージェント、コードネーム「黄昏」は

東国国家統一党総裁ドノバン・デズモンドと接触を図るよう命令されます

デズモンドが唯一公に姿を表すのは、息子の通う名門イーデン校の懇談会

「黄昏」はロイド・フォージャーという精神科医に扮し

孤児院にいた自称6歳のアーニャと名乗る女の子を養子にします

さらに入学試験で両親で面接しなければならないと知り

仕立て屋で知り合った市役所で働くヨルという女性に声を賭けると

パーティに出席するためパートナーを探していたヨルは

アーニャの母親代わりになることを交換条件に快諾

3人は疑似家族を装い同居するようになるわけですが

アーニャはある組織の実験で生み出された「被検体007」こと

超能力（読心術）少女

ヨルの裏の顔は「いばら姫」というコードネームを持つ

暗殺組織ガーデンに所属するプロの殺し屋

さらにヨルの弟ユーリは外交官を名乗る秘密警察でした

東西冷戦中それぞれがそれぞれの素性を隠し

全ての真実を知っているのは心を読む能力をもつアーニャだけ

”ちち”ロイドの任務を叶えるため頑張ろうとします

が、アーニャは勉強が大の苦手（推定年齢4～5歳）

言葉は遅いし、字もろくにかけない

それでもロイドのヨルの応援と励ましで

何とか小学校受験を乗り切り

スクールカーストのなか

星（ステラ）と呼ばれる褒賞を8つ獲得した特待生だけがなれる

皇帝の学徒（インペリアル・スカラー）目指し

さらにデズモンドの”じなん”ダミアンと友だちになろうとします

親友ベッキーは（父親は大手軍事企業ブラックベルのCEO）

アーニャがダミアンのことを好きだと勘違い

彼女の恋を応援しようとします

アーニャはダミアン（マックスという犬を飼っている）の家に招待されるため

自分も犬を飼いたいとペットショップに向かうと

学生グループの実験犬を使った爆破テロの計画に巻き込まれてしまいます

そこで保護された中の1匹で予知能力をもつ

白い大型犬を気に入ったアーニャはその犬を引き取り

犬は”ボンド”と名付けられフォージャー家の一員となりました

主に学校生活を描いた子ども目線のエピソードと

家庭や、夫婦や、仕事（暴力を含む）を描いた

大人バージョンのエピソードがあって

（回ごとにPG（年齢制限）は違いますが気にしなくていいレベル）

完璧な人間は誰一人いなくて、欠点も多いし失敗だってする

そういうところが共感を呼ぶのだと思います

悪い人が成敗されるのは気分いいですし

それぞれのキャラクターも魅力的

単純なストーリーで頭を使わないのもいい（笑）

Season 1は、アーニャやダミアンの努力の甲斐あって

奇跡的にロイドはデズモンドと会うことが出来ます

この先、はたしてアーニャは、ロイドは

戦争を回避し東西平和を築くことが出来るのか

それとも「ワンピース」のように延々と物語は続いていくのか（笑）

最初のテーマからブレないことだけを祈ります

監督：古橋一浩

キャスト・声優/ロイド・フォージャー：江口拓也　アーニャ・フォージャー：種﨑敦美ヨル・フォージャー：早見沙織フランキー・フランクリン：吉野裕行シルヴィア・シャーウッド：甲斐田裕子ヘンリー・ヘンダーソン：山路和弘ユーリ・ブライア：小野賢章カミラ：庄司宇芽香ミリー：石見舞菜香シャロン：熊谷海麗ドミニク：梶川翔平〈WISE〉局長：大塚明夫〈ガーデン〉店長：諏訪部順一ナレーション：松田健一郎