「女はちょっとイカれているほうがいい」
原題も「SUICIDE SQUAD」(特攻隊)
こういう映画に内容を期待していけないのはわかってるのですが(笑)
デヴィッド・エアーは元ミュージックビデオの監督だけあって
派手な映像にキャラクターの設定や見せ方はうまい
だけど注目度ナンバーワンは、どんなアクションよりバットを振り回す
ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)のお尻になってしまった悲劇(笑)
魔女エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)は
弟のインキュバスを召喚し人類を滅亡させようとしていました
米国政府の高官アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は
特殊部隊「スーサイド・スクワッド」を結成します
まさかスリップノットがこんなに早くフェードアウトするとは(笑)
デッド・ショット(ウィル・スミス)はやさしいパパすぎるし(笑)
エル・ディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス)はいきなり覚醒するし
カタナはひとり言をブツブツ言ってるし
無敵そうな魔女の弟は爆弾で簡単に殺られるし
魔女は露出度の高いコスチュームでウニョウニョダンス
(姿消せるならずっと消えていればいいのに、サービス心旺盛 笑)
“ジョーカー”(ジャレッド・レト)はメンバーじゃなかったのね
ラストのハーレイ・クインを助け出すシーンは余計
続編ありきなんだから、2の冒頭にもってきたほうがよかったと思う
結局みんないい人ばかりで、「悪者の魅力」が全く感じない中
よかったのは、デッドショットが「相当腹黒いな」とこぼすほど
相手の弱みをつかんで利用する冷徹な黒幕、政府高官のアマンダ・ウォラー
こいつが一番悪い奴に見えるわ(笑)
監督がスタントなしのアクションシーンにこだわったため
6ヶ月間にわたり、戦闘の基礎アクションや
さらに撮影現場にはジムが設置され、1日3回のトレーニングを
キャスト総出で行っていたそうです
その甲斐あってか、登場人物のハマりっぷりは相当なもの
とはいえビジュアルだけでなく、敵の倒し方やオチの付け方には
さすがにもう少し策を練ったほうがいい
ひとこと感想は予告が一番面白かった(笑)
【解説】allcinema より
スーパーマンやバットマンでお馴染みのDCコミックスの悪役キャラクター総出演で贈るバイオレンス・アクション超大作。世界崩壊の危機を前に、人類の命運を託された悪党たちが、人類の未来などお構いなしに好き放題に暴れる大暴走の行方を描く。出演はウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジャレッド・レトーほか。監督は「エンド・オブ・ウォッチ」「フューリー」のデヴィッド・エアー。スーパーマンがいなくなった世界に最大の危機が訪れた。政府は最後の手段として、服役中の悪党たちによる最強の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成することに。さっそく、百発百中の冷酷スナイパー“デッドショット”やジョーカーに一途な想いを寄せるクレイジー・ガール“ハーレイ・クイン”をはじめ選りすぐりの極悪人が集められ、減刑と引き換えに到底達成不可能と思われる危険なミッションが託される。ただし、そのクビには、命令に背けば即座に爆発する自縛装置が巻かれていた。こうして、人類史上もっとも凶暴な悪党たちが、刑務所の外へと放たれるのだったが…。