親愛なるきみへ(2010)

 
 
この作品を見て、堀北真希ちゃんと山本耕史さんの
結婚のエピソードを思い出したのは私だけなのでしょうか?
 
共演した「嵐が丘」、真希ちゃんに40通の手紙を渡し続け
彼女の乗っているかも知れない新幹線に
あてずっぽうに乗り偶然の再会、その場でプロポーズ・・・
純愛とストーカーって紙一重。笑
 
でも手紙って言葉やメールよりも
心に届くものかもしれませんね。
 
絵文字やマークもわかりやすいし可愛いけれど
丁寧な言葉で思いを綴られたなら確かにマイってしまうかも知れません。
その場合は文才も必要でしょうけれど。笑
 
米軍の特殊部隊に勤務するジョンは帰郷先で
女子大生サヴァナの海に落ちたバックを拾ってあげます。
お互いタイプなのでしょう、ひと目見た時から気になる相手。
急速に惹かれあい恋に落ちます。
しかしジョンは2週間の休暇を終えたら兵役に戻らなければなりません。
 
手紙の交換を誓うふたり・・
でも同時多発テロ事件がきっかけで兵役が延長してしまったジョン。
いつ帰るかわからないジョンをサヴァナは待つことができませんでした。
いつもそばにいてくれた男性と結婚してしまいます。
 
ストリー的にはあまり面白い恋愛映画ではありません。
ジョンとその父親の、親子の物語のほうを中心にしたほうが
ずっといい作品になったでしょう。
コインの逸話も良くできていましたし。
 
でもさすがのラッセ・ハルストレム監督、人間を撮るのはとてもうまいんですね。
若い二人が瑞々しく、アマンダちゃんの金色の細かな体毛まで映し出す・・
可愛い顔なのに何気に胸も大きいし
(「ミーン・ガール」でおっぱい占いしていたくらいだもの)
女性の私でさえ目を奪われてしまうくらいです。笑
 
私的にはハルストレム監督にはいつかフランコ・ゼフィレッリ監督の
ロミオとジュリエット」「ブラザーサン・シスタームーン」のような
古典的で美術的な作品を撮ってほしいですね。
ゼフィレッリ監督同様に、若い男女を美しく見せる才能に長けていると思います。
 
脚本のほうはちょっとコケてしまっていますけれど。笑
アマンダちゃんの顔とスタイルは堪能できます。
ファンのかたはどうぞ。
 

【解説】allcinemaより
 「きみに読む物語」の原作者ニコラス・スパークスのベストセラー『きみを想う夜空に』を、「G.I.ジョー」のチャニング・テイタムと「マンマ・ミーア!」のアマンダ・サイフリッドの主演、「ショコラ」「HACHI 約束の犬」のラッセ・ハルストレム監督で映画化した純愛青春ストーリー。兵役中でなかなか会えない中でも手紙で愛を育む若い男女が辿る切ない運命を丁寧な筆致で描き出していく。
 2001年春、米軍の特殊部隊に所属する青年ジョンは、2週間の休暇で帰郷した際、女子大生のサヴァナと出会い恋に落ちる。しかし、愛を深める間もなく、ジョンは赴任地へと旅立つことに。それでもふたりは、手紙を交わすことで互いの距離を縮め愛を育んでいく。しかし、そんなふたりの運命を9.11同時多発テロが変えてしまう。苦悩の末に任務の延長を志願したジョンに対し、孤独に耐えかねたサヴァナの心は揺れていく。