バンテージ・ポイント(2008)


 

 
 
合衆国大統領が暗殺されます。
その同じ事件を目撃した8人の、それぞれの視点から
事件の真相に迫っていきます。
 
同じシーンを違うショットで見せられるのですが、8人は多すぎでした。
しつこかったですね、もういいやという感じに(笑)。
大統領、シークレットサービス、テロリスト、一般人の目撃者の
4パターンで良かったでしょう。
 
大統領が替え玉であったことが判明したあたりからは面白くなりました。
テロリストの目的は大統領暗殺ではなく誘拐だったのです。
 
ラストが交通事故で解決というのは強引でしたね。
テロリストがどのような組織なのか
なぜ大勢の人間を殺し大統領を誘拐したのかもわからないまま。
物語の辻褄合わせのうまい作品が、最近は本当に少なくなったと思います。
 
911のあとテロによって亡くなった犠牲者は
911で亡くなった方の人数をはるかに超えました。
そして今後もテロによる犠牲者は増え続けていくのです。
もしかしたら、正義とはやさしくないものかもしれませんね。
 

 
【解説】allcinemaより
一発の凶弾が巡る真実を追った豪華キャスト競演のサスペンス・アクション。大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描く。出演は「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、オスカー俳優フォレスト・ウィッテカー。
 テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペインのサラマンカ。大観衆を集めた広場では、アシュトン米大統領によるスピーチが行なわれようとしていた。だが、演説が始まろうとした矢先、一発の銃声が轟き、大統領が狙撃されてしまう。続いて爆発も発生し、一瞬にして広場が混乱状態に陥る中、シークレット・サービスのトーマスとケントは狙撃犯の捜索に奔走する。そして、市長を護衛していた地元刑事エンリケの証言や、観光客のハワードが収めていたビデオカメラの映像などから、複数の容疑者が浮上するのだが…。