ホビット 決戦のゆくえ(2014)




いきなりスマウグちゃんが大暴れ
火を噴き人間の町を壊滅させてしまいます
ここらへんの描写は怪獣ファンにはたまらないでしょう

だけど弓の達人バルドにあっという間にやられちゃって
この先の展開どうなるの?と思ったら
スマウグちゃんがいなくなったことで
トーリンは莫大な財宝を独り占めしようとします

誰の言葉にも耳を貸さない、助けようとはしない
バルドとの約束を守ることもない
指導者としての威厳も、もはやありません
そこに莫大な数のオーク兵が攻めてきます

こんな、何千か何万かもわからない
オーク兵はもちろん怖いですが

悪霊退散もなかなかの迫力満点でした(笑)




でも、一番怖いのは、やはり人の強欲なのです
それは心の病を呼び、暗黒を呼び、戦いを呼ぶ

トーリンにもわかるときがきます
ビルボのようになれば幸せになれるのかもと
清潔な家、食べ物、そして友情
でも気が付くのが遅かった・・・

監督は相当なJ・R・R・トールキンのヲタクということで(笑)
トールキンマニアにとっては「あるある」な作品なのだろうと想像します

でも、スマウグちゃんにはもう少し活躍してほしかったよね
オーク軍団にも「オレの財宝を狙うやつは誰であっても許さねえ~」と
火花を散らしてもらいたかった



【解説】allcinemaより
ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソン監督が、その前日譚を描いたJ・R・R・トールキンの児童書『ホビットの冒険』を映画化した3Dファンタジー3部作の完結編。「ロード・オブ・ザ・リング」へと繋がる遥かなる冒険の終わりを壮大なスケールで描き出す。出演は前作に引き続きマーティン・フリーマンイアン・マッケランリチャード・アーミティッジオーランド・ブルームエヴァンジェリン・リリーリー・ペイスケイト・ブランシェット。また、ベネディクト・カンバーバッチも引き続きスマウグの声とモーションキャプチャーによる動きを担当。
 魔法使いのガンダルフホビット族のビルボとともに過酷な旅を続けてきたトーリン率いる勇敢なドワーフ一行。やがてエルフ族や“湖の町”の住人の協力で、ついに恐るべき竜スマウグに奪われた王国と財宝の奪還に成功する。しかしエルフと湖の町の人々が協力への当然の見返りとして財宝の分配を要求すると、トーリンはこれを頑なに拒否してしまう。三者の対立が激しくなる中、衝突を回避しようと行動に出るビルボだったが…。