アンジェラ(2005)




足して割った恋愛版。

ダメダメな小学5年生の男の子のもとに未来からやってきた
なんでも願いの叶う四次元ポケットをもつ
ネコ型ロボット、ドラえもん

この作品では、嘘つきで優柔不断、借金だらけ、チビの醜男
そんなアンドレのもとに、美人で見事な脚線美の
万能でちょっと不良のセクシー天使
アンジェラが助けに来ます。

アンドレのため借金を帳消しにし
アンドレのためにお金をつくり
高級ホテルを用意するアンジェラ。

だけどアンドレはアンジェラがいろいろな男と
あんなこと、こんなことしてお金を稼いでいるのではないかと
妄想ばかりして気が気じゃない。
嘘をついて世の中を渡ることしかできない能無しのくせに。

「あなたがバカだから任務が終わらないのよ」
そんなアンドレだけど助ける義務がアンジェラにはあるのです。

アンドレを勇気づけるアンジェラ
真実を言うこと、自分を愛すること。
ふたりはやがて惹かれあって行くようになります。
最低のダメ男と、過去をもたない天使。
ふたりとも本当は孤独だったのです。

でもラストはやっぱり、アンジェラを天に返して欲しかったな。
アンドレを自立した男にして終わらせてもらいたかった。

万能の能力を失ったアンジェラでも
はたしてアンドレは愛し続けれるのだろうか?
アンドレがアンジェラを愛しているのは
美人でセクシーで魔法が使えるからなのです。

こんな女性に導かれたい・・
そんな男性的妄想がいっぱいの物語。

それでもスーパー・モデル出身のリー・ラスムッセン
抜群のプロポーションは見る価値大いにあり。
本物の天使と言われても疑いません。笑



【解説】allcinemaより
 「グラン・ブルー」「レオン」のリュック・ベッソン監督が、99年の「ジャンヌ・ダルク」以来6年ぶりに自らメガフォンをとり、パリを舞台に全編モノクロ映像で撮り上げた異色のラブ・ストーリー。主演は「アメリ」のジャメル・ドゥブーズとスーパーモデルとしても活躍する「ファム・ファタール」のリー・ラスムッセン
 パリに暮らすアンドレはギャング絡みの借金が原因で48時間後には殺されてしまう運命に陥ってしまう。絶望してアレクサンドル三世橋からセーヌ河を見下ろすアンドレ。何も思い残すことはないと覚悟を決めた矢先、隣に現われた美女が、いきなり川に飛び込んだ。思いもよらぬ事態に、とっさにアンドレも後を追い無我夢中で彼女を助け出す。これがきっかけで、この絶世の美女アンジェラは、戸惑うアンドレをよそに、彼の後を付いて回るようになるのだった…。